検索窓
今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:22,992 hit

5章 新生活 ページ18

霧崎に転入してからはや数日。
思っていたよりもこっちの生活には馴染みやすく、過ごしやすかった。
何より、真がいることで色々な捌け口になっているのだ。

「ねーえー、真ー。」
「んだよ、うっせえな。」

しっかし真の対応は塩である。
私は何にもしてないよ、苛々させるようなことしてないからね!?

「何そんなに怒ってんのさ。」

そう言って真の手元を見ればバスケの大会の記事が載っていた。
そこにはでかでかとキセキの世代のことがかいてある。
どうも、真はコレが気に食わないのだろう。

「チッ。どいつもこいつもキセキの世代ばかり言いやがって。」
「そんなに嫌なの?この子達のこと。」
「才能がどうだのとばかりいうのが気に食わねえ。天才でも秀才でも壊れりゃタダのガラクタに成り下がるのによ。」

...才能でここまで勝ちあがった天才集団。
キセキの世代は云わば、天才の集まりといえよう。
しかし、私はこの子達をまだ嫌いとはいえない。

「でも、この子たちを潰すのがあんたのやり方でしょ?」
「ふはっ、俺達のやり方と言うより、お前がそうしたいんだろうが。」

真はお見通しだ。さすがの頭脳である。

「まあね〜。でもさ、あんた達ならやってのけそうじゃん。」
「ふはっ、当たり前だろうが。」
「まあ、問題があるとしたら何処の高校に行くか、だよね。」

彼らの進学校。
それによっては今以上にやっかいな敵にもなりかねない。
私としては、桐皇には是が非でも行って欲しくない。

あの今吉先輩がいるのだ。
やっかいな人にやっかいな人が重なると面倒なことこの上ない。

「ま、どこに行こうと関係ないけどね。」

だって、私達がすることは変わりないのだから。

2.→←4.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 霧崎第一 , 誠凛高校   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:煌夜 | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年4月3日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。