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4章 新たな始まり ページ14
霧崎第一高校。
都内でも有数の進学校と言われている高校である。
まあ、私がそんな所に行けんのかって思われるかもだけどさ…。
これでも結構頭は良い方だと自負してる。
中学でも真に次ぐ成績をとっていたし。
それにしても、この学校のチームがまさかラフプレーしてるなんて誰も思わないんだろうなぁ〜。
審判の目にすら付かないプレー。
試合の結果の情報見りゃ、すぐに狙って潰してるって分かるんだけどね。
まあ、でも私はそのプレーに惹かれたのだ。
どんな強者にも勝てるプレー。
それに、ただのラフプレーじゃない。
頭脳を使って、巧妙に練られたプレー。
「あいつなら、それをやってのける。」
真なら。
信じるなんて、柄じゃないしあいつも嫌うから言いはしないけれどね。
私は、一歩一歩を踏み出していく。
この選択が私にとってどう傾くかなんて分からない。
破滅に向かうかもしれない。
好機となって強者に勝てるかもしれない。
それでもこれはチャンスだ。
仲良しごっこで無謀な夢を見るよりもまだ現実味がある。
引き戻ることは出来ない。
霧崎第一高校のバスケ部マネージャー。
これが私の決めた新しい道。
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