103話 ページ5
もうこっちの世界に来て結構経つなぁ。なんて、ふと思った。ユウ君は帰る方法を必死に探しているっぽいけど、私は全然探していない。何なら、探す気がない。
こっちの世界に永住する気でいる。
この世界は戸籍が色々と厳しいらしい。元の世界にもあったけど、あやふやなものだったからなぁ。いざとなれば、れおなさんに戸籍用意してもらおう。そのくらいやってもらったっていいよね。
なんて、授業中に考えていたら、いつの間にか授業が終わっていた。考え事してても、のーとはちゃんと書いてるあたり偉い、と自分を褒めた。
ぼーっとしていると、順位発表見に行くぞ！ と声をかけられた。
「順位？」
「今日テスト終わって一週間だぞ！ 廊下に順位が張り出されてるんだ、行こうぜ！」
と、数人に手を握られたら背中を押されながら廊下に向かった。
「いや、私全部満点だったし、見に行く必要なくない？」
事前に返されたてすとは全て満点で、先生からものすごく褒められた。けど、褒め方にどこか違和感があったような……？
「俺らについてきて欲しいんだよ！」
可愛いかよ。不安だからついてきて欲しいとか、本当に十六歳かと疑いたくなる。大きな子供がたくさんいる。
「…………見間違いか？ 何でこんなに一位がいるんだ？」
「こんなに一位がいるんなら、順位いつもと変わらねえよ！ あっ、でもちょっと上がってる！」
「面白いですね、何人も満点をとれるような簡単な問題じゃなかったと思うんですけど」
「そんな冷静に考察してる場合か！？ 見ろ、あのイソギンチャクが生えた奴らを！」
「？ ぅわっ、何あれ」
きのこみたいな変なものを頭から生やしたような人がたくさんいる。気持ち悪っ。
「おう、睡蓮」
「じゃっく！ じゃっくも、順位を見に来たの？」
「ああ。けどアイツら何だ？」
私が知り合いと会ったからか、みんな自分の順位を確認して教室に戻っていった。
えぺるさんもいたんだけど、いそぎん……何ちゃらの集団を見て、何処かへ行ってしまった。
「なんか騒がしいねぇ」
「様子見に行くか」
じゃっくに手を引かれて、その集団の方へ行くと……えーでゅーすさんにぐりむ、ユウ君…………つまり、いつもの人達がいた。
「騒がしいと思って来てみれば、お前らか。何やってんだ？｣
「ジャック、お前も契約を……って、イソギンチャクが生えてない……だと！？｣
「睡蓮にも生えてねえぞ！」
この人達一体何なの……？
ラッキーカラー
あずきいろ
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ｵﾀｸの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (
レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています！アンケートは2でお願いします！続き頑張ってくださいっ！ (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします！続き楽しみにしてます！ (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします！無理せず更新頑張って下さい！ (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2020年6月27日 16時
