104話 ページ6
「一体頭のそれは何です？ これまた珍妙ですね」
「コレはその……ふな"っ！？ なんだぁ！？ あ、頭がイソギンチャクに引っ張られる！｣
「いでででっ！ 頭がもげる〜！｣
「くそっ、絶対服従ってこういうことだったのか……っ｣
頭の何かに引っ張られるように、生えてる人は全員何処かに行ってしまった。
この場には、ユウ君とじゃっく、そして私だけが残った。
「何あれ……ユウ君知ってる？」
「いや僕は何も…………」
追いかけてみよう！ そう言うユウ君に、じゃっくが反発した。私は賛成。ちょっと気持ち悪いけど、面白そうだし。
「へーえ、怖いんだあ？ 睡蓮ちゃんはついてくるって言ってるのにぃ？」
「行くよ！ 行けばいいんだろ！？ チッ、お前この学校に染まってきてやがるな……！ いいか、俺は睡蓮の護衛として行くんだから、ちょっとしか付き合わねえぞ」
あーあ、じゃっく、ユウ君○○せられちゃった。まあ人数多い方が楽しいし、来てくれるなら何でもいーや。
「ジャックって、絶対ツンデレだよ。そう思わない？」
「わかる！ 本当は優しいのにね！」
うるせえ、と言いながらじゃっくは真っ赤になって、私の額を小突いてきた。
ちなみにユウ君にはもう敬語は使っていない。地元が同じで、私の方が歳上なんだから、と言われ外すことにした。
「いそぎんちゃく？ だっけ？ その人達みんな同じ方向に進んでってるよね」
「そうだね、鏡舎を抜けて…………続いてるのはオクタヴィネル寮？」
じゃっくは三馬鹿の他にもいそぎんちゃくが生えてる人がいる事に驚いていた。
そういえば、もすとろ・らうんじにはふろいどさんとじぇいどさんがいるんだっけ？ 遊びに来てって言われたの、すっかり忘れてた。
「一年生だけじゃない……上級生もいるっぽい！」
はーつらびゅる寮やさばなくろー寮の人達もいるみたいだ。さすがに、でぃあそむにあ寮の人達は見当たらなかったけど。
おくたゔぃねる寮へと続く鏡を抜けると、とても綺麗な光景が視界いっぱいに広がった。
「うわぁ！ 水の中に寮がある！｣
「マジかよ！ すげぇな、ナイトレイブンカレッジって！｣
「すごい、綺麗〜！！ あそこ！ お魚泳いでる！」
こんなに綺麗な光景初めて見た！！ 興奮していると、じゃっくに油断するなよ、と言われた。そうだった、当初の目的忘れ果ててたよ。
慌てて例の集団を追いかけた。思ったよりも人が多くて、ざっと見ても二百人くらいはいそうだ。
ラッキーカラー
あずきいろ
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ｵﾀｸの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (
レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています！アンケートは2でお願いします！続き頑張ってくださいっ！ (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします！続き楽しみにしてます！ (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします！無理せず更新頑張って下さい！ (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2020年6月27日 16時
