八大地獄の権化、轟くん家2 ページ17
「お父さん、帰ってたんだ。この子は、Aちゃん。焦凍のお友達。」
両手にお盆を持った冬美さんが部屋に入ってきた。
蕎麦に、天ぷら…和食最高!!
「冬美。友達を突然連れて来るなと言ってるはずだ」
「そんな事言わないでよ、せっかく焦凍が誘ったんだから」
「「『は?/ムッ/え?』」」
夏雄さんとエンデヴァーと私が同じタイミングでリアクションをとる。
エンデヴァーは、なぜお前がリアクションとるんだと言わんばかりの顔をした。
『私は、冬美さんが来て欲しいって言ってくれたから…!!』
「来て欲しいって言ったつもりだが」
わお、まじか。
来ても大丈夫って、来てくれって事なのか…。
女心が難しいとか言ったけど、焦凍心の方がよっぽど難しいわ。
「焦凍ッッ…!!やはり、お前…!!」
「ちょちょちょ、お父さんやめて」
冬美さんが慌てて止めに入るも、焦凍くんは相手にもしてない様子だった。
夏雄さんも、焦凍くんもエンデヴァーのことを見ない。
ちょっとだけ気まずい空気の中、みんなでご飯を食べる。
『うわっ!!美味しい!!冬美さん!めっっちゃ美味しいです!!』
顔面についた餅がそげ落ちそうなくらい美味しい!!
こんな美味しい物食べて、顔の餅が落ちて小顔になるって言う都合のいい話があって欲しい。
「Aちゃん、いい人なんだよ」
「当たり前だ。焦凍の意中の女だ。良い奴だ。」
いやなぜにエンデヴァーも、私を彼女認定してるの。
『いや、その、だから、付き合っては無いんです』
「付き合っては無いな。」
「付き合っては??焦凍。どうゆう意味だ」
『いやいやいや!!私の言葉が悪かったです。付き合っても!!ないです』
「焦凍に聞いているんだ」
「Aの言うとおりだ」
ずぞーっと蕎麦を食べながら焦凍くんは返事した。
エンデヴァー、もしかして、
『重度な親バカ…?、』
それ故に焦凍くんに酷いことしたの?
脳内で考えてたことがそのまま口から出てきてしまった。
ハッとなって口を抑えるけれど、時すでに遅しだった。
「まぁ、仕方ないわな。俺らよりか野望を果たしてくれる焦凍が可愛いだろうね。」
「ムッ」
うわぁ、やらかした。
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はないかだ(プロフ) - この作品最高です!おもろすぎて毎回笑っちゃってます!これからも頑張ってください! (2023年3月30日 14時) (レス) @page17 id: fc111752b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2023年1月15日 18時