八大地獄の権化、轟くん家 ページ16
『おじゃまします』
玄関から広いよ…!?!?
私の部屋の半分くらいの広さだよ!?!?
さすがNo.2ヒーローはお金事情が違いますわ、。
「遅いよ2人とも…え、どちらさま、?」
「夏くん来てたんだ。あぁ、焦凍のかの…友達のAちゃん」
何回でも言うけど!!彼女じゃない!!!
「かのっ…?焦凍、親父に怒られるぞ」
『「友達だ/友達です」』
冬美さん、何気彼女って言いかけるのを楽しんでるよね!?!?
冬美さんは、お夕飯作ってくるから3人で話しておいて。とキッチンへ向かっていった。
「制服も違うのに、どこで知り合ったんだ?」
『えと、職場体験先で会った雄英の子の、友達みたいな。』
「そうだな。」
「そうなんだ。…遠距離ってこと?」
「なにがだ?」
『いや、その、付き合ってないです』
何回やらせるんだこの茶番。←
「え、でもなんでここに?」
焦凍くんのお兄さんの夏雄さんは状況がよく飲み込めてないそうだ。
私も一緒ですけど!!
「Aは、親父のことを知ってる。俺たちになにをしてきたのかも。」
「…は?それで仲良くなりましょうってか?」
急に夏雄さんの顔が曇る。父親の怒号を聞いて育った夏雄さんからしたら、一生分かり合えなくていいとか思ってそう。
『違います、!自分以外の家族に首を突っ込む気は無いです。』
「じゃあなんでここに?」
私に対しては、優しい口調で話してくれるけど声とか、表情があからさまに私を嫌がってる。
「俺と姉さんで呼んだ。それだけだ。」
「意味わかんねぇよ。」
それな。←
「ムッ。」
「…親父」
「…チッ」
『…エンデヴァー、』
チョベリバ(死語)なタイミングで轟家の父、エンデヴァーが帰宅した。
メラメラと立ち込める炎が、重い空気をいい感じに重くしていた。
はじめてエンデヴァーに会った時のことを思い出した。
すなわちそれは、初めて人の過去を見た時の記憶。
「客人か?」
「ちがう。」
「…焦凍。お前はオールマイトを超える義務がある。今、色恋なんざしてると周りにこされるぞ。」
「恋人でもない。友達だ」
「…君、今日は帰りなさい。」
『…え、私、?ですか?』
ここに住んでるわけじゃなのに何言ってんだ私。
夏雄さんの帰る家はちがくても、帰れって言われて当然なのは私だけだ。
「ここは、君の家ではないだろう。ご家族も心配してる。」
襖の奥から、パタパタとスリッパの音がした。
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はないかだ(プロフ) - この作品最高です!おもろすぎて毎回笑っちゃってます!これからも頑張ってください! (2023年3月30日 14時) (レス) @page17 id: fc111752b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2023年1月15日 18時