【黒バス】転校生はモブでチートでした

注目の的 ページ42

ここでくよくよしてても仕方がない！
入ろう！！！

意を決してドアを開ける

ガラッと音が響くのと同時にシーンと教室内が静まり返った


やだ、助けて
私注目の的。視線で穴が開きそうなんですけど


汐「A……！！」

いち早く反応したのは汐梨さん。
ガタッと席を立つとこっちに走ってきた

と思ったら抱きつかれた







，







……抱きつかれたとな？

そんなことされた経験がなかった私はパニック状態

え、なんで、え、ちょ、……え！！

私「し、汐梨さ 汐「良かった…本当に良かった……！！」」

ああ、心配してくれてたんだな

とわかると口元が緩むのがわかった
我ながら気持ち悪い笑みを浮かべているであろうと思う


私「……ごめんなさい、心配かけちゃって」
汐「本当だよ…！どれだけ心配したか！」

終いには泣き出すものだからわたわたと慌ててしまう


それを微笑ましく見ているクラスのみんな

それがなんとなく幸せだった


私「ごめんね？汐梨さん」
汐「うぅ……」


まだぐずぐずと泣いてる汐梨さん。
なにこれ可愛い






でも、ごめんなさい。
もう、拭ってあげられないかもしれない






私「みんなも…ごめんなさい」

謝るとみんなに笑みがこぼれる


私「ごめんなさい」


何回も謝らなくても…w
って笑うみんな。


これは心配かけた、のごめんなさいじゃないんです








，









もうすぐ、居なくなるから。
最後のごめんなさい。

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