お題１００個達成するまで出られない部屋【in.夢双黒】

★お題２５個目【秘密を暴露】 ページ35

やがて二人も復活して最初の部屋に戻って来た。
広瀬は二人の姿を見ると、おかえり、と一言つぶやいて安心したように微笑んだ。



「心配かけたな」



「看病ありがとう」



『………お題だったからね』



広瀬がふとお題を見るとまた切り替わっていた。
今度のお題は短く端的に書いてあった。




【自分の秘密を暴露してください】




『…………秘密ねぇ』



「私のミステリアス感がなくなっちゃう」



「安心しろもともとねェから」




じゃんけんの結果負けた中也から秘密を暴露することになった。



「相変わらずじゃんけん弱いね」



「うるせ」




中也はあー、うー、と悩んだ後少し顔を赤らめて１つ咳き込んだ。上から照明が当たる。眩しそうに顔をしかめてから、何秒かしてから話し始めた。




「_______昔ッ、姐さんと結婚するって叫んだことがある！！！！」



頭上からピンポーンと正解音がなる。
中也が顔を真っ赤にしながらうずくまる。



「うん、知ってた」「はァっ！？」




中也の次に負けた広瀬が次に立った。
マイクに手をかけて一息吸ってから呟く。




『乱歩さんとチューしたのがファーストキスですっ！！』




「ぶふっ！？」「ファーストキスは俺じゃねェのかよ！？！？」




広瀬の衝撃発言に二人はめまいがした。
ファーストキスを奪ったのは自分だと思っていた中也、ファーストキスの人物が思ったよりも近くにいて驚く太宰。笑う広瀬。
正解音が天井からなった。




「さ、最後は私だね。広瀬さん後で話をたくさん聞かせてもらいますから」



『覚悟はできてるよ』




太宰に照明が当たる。



「中也に初めてあった時、容姿のせいで女の子だと思って数時間くらいどうやってお近づきになろうか模索してました！」




「………」『……うん。青春だね』



「嫌な青春だったよ。あ、数時間後にちゃんと気づいていびりに行ったよ」



「あの時のことは本当に今でも殴りたくなる」



「だって、そう思ったんだもーん」



「死ね太宰ィィィィ！！！」




広瀬がその殴り合いを見つめる中で札が裏返った。




【達成！残り７５個】


【次のお題を提示します】



ーーーーーーーー

ふぅ様からのリクエストで
「自分の秘密を暴露」
でした。


作者の秘密を言うならば、文ストがものすごく好きで文系は強くなりたいと夢見てる、ですかね。
夢見てるだけですけど。



では、またのリクエストお待ちしております。

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