〜異能力喫茶 カフェ【DC】〜

・Books【あかずきん】 ページ2

あら、いらっしゃいませ。







此処は、カフェDC。
お客様が一番欲しいものを差し上げます。






カウンターの方にお座りください。






…………本日は珈琲がお勧めです。
砂糖とミルクをおつけしますか？
……かしこまりました。






では、本題に入るとしましょう。







貴方は今欲しいものがありますね？
そう、不思議な力を。
都市伝説、御伽噺とも言われながら、確かに存在しているその力____異能力をお求めですね？







【Books】と【Record】
どちらがお好みでしょう。




Booksをお選びですか？
かしこまりました。







貴方に合う力を診断します。






……………………これでしょうか。







「あかずきん」でございますね。
可愛らしくて良い本です。





いえいえ！貴方が決してかわいいわけではありません。本がかわいいといったのです。
………失礼しました。







貴方はきっと、何か使命があるのでしょう。
誰かに何かを届ける重要な使命。
狼にはお気をつけください。
食べられてしまったら、もう戻ってはこれませんよ。







…………そんなに変な顔をなさらなくても大丈夫ですよ！！





では、貴方の異能をご説明します。





「あかずきん」
とある一つの使命の元にのみ力を使える異能でございます。
しかし、一つの使命から外れた行動を起こすと、異能に飲み込まれてしまうでしょう。
飲み込まれたら…………永遠に使命を忘れ空虚を纏う人形となってしまうでしょう。
でも、きっと大丈夫です。
近くにいる、【白髪の彼】が、貴方に手を差し伸べてくださるはずです。






…………そろそろお時間です。
貴方の力は、ある一つに向かう勇敢な正義の異能です。きっと貴方の信念にお合いになるでしょう。





貴方への異能による定めが静閑でありますように。








…………え？
私の名ですか？




申し遅れました。
私はこのカフェのオーナーをしております。
夜霜(やしも)と申します。






では、またのご利用をお待ちしております。









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《あかずきん》


対象……指定なし。

相性の良い人物【中島敦】


内容……とある一つの目標(または目的)を定めた上で、その事を必ず成功させる異能。
途中で、目標とはそれたことをしてしまった場合、異能力に乗っ取られる。



条件
・目標を心の中で定めること。






主人公か、正義感の強い人に向いている。









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