七夕 5七夕祭り ページ5
『笹はこの先ですので』
祭りにはなんの目もくれず、早足で駆け抜けようとする其奴の手を、反射的に握っていた。
「…………見てェんだろ?」
『____はい。ですが』
否定しようとした言葉を言わせないように、走り出した。
祭りの中に飛び込むと、さらに楽しげな声に酔いそうになった。
「まずは、何が見たい」
『え………っぁ、と、射的とか』
「よし。行くぞ」
いつの間にか俺がしきり、
奴はおどおどしながらも、射的やら型抜きやら星すくいやら、何やらと子供のようにはしゃいだ。
『あははっ、七夕祭りってこんなに楽しかったんだ!』
もう子供のように笑いながら、
次はあれ、次はあれ、と俺を引っ張って行く。
俺は正直、この時間が楽しかった。
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NamE.薆(プロフ) - 霜月白雨@寂しいさん» 頑張ります!!! (2017年7月15日 21時) (レス) id: 71af860354 (このIDを非表示/違反報告)
霜月白雨@寂しい(プロフ) - とてもいい物語ですね! これからもがんばってください! (2017年7月15日 21時) (レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)
NamE.薆(プロフ) - 和さん» あ、あ、ありがとうございます!! (2017年7月15日 14時) (レス) id: 71af860354 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - ありがとうございます!!! (2017年7月15日 11時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
NamE.薆(プロフ) - しゅうさん» 有難うございます!!何かイベントがあった時は書こうかと考えております (2017年7月8日 23時) (レス) id: 71af860354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NamE.薆 | 作成日時:2017年7月7日 22時