検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:9,732 hit

三話 前編 ページ9

斬島と田噛が深夜の元を訪れた次の日の朝

着替えを済ませた私は、紅蓮を見送った後にサラダを作って、作ったサラダを食べようとしていた

でも困った事にドレッシングがなくなっていたのだ

私は生でも食べれるのだが…やはり何かかかっていた方が食が進む

仕方なく塩をとって、小さじ3杯ぐらい振りかけた

ピンポーン

チャイムが鳴り、私は顔を上げて玄関に向かう

貴「はーい」

そう返事をしながら、塩を片手に持ったまま扉を開けた私は少し眉を寄せた

平腹「深夜!遊びにk…」

言い終わる前に、手にしていた塩のふたを開けた私は目の前の人物に振りかけた

貴「帰れ。」

平腹「ギャァー!塩かけんな!!」

扉の前に立っていた平腹は、後ずさる

木舌「うわぁ…おれ出会い頭に塩ぶっかける子初めて見たよ。」

貴「貴方にもかけて差し上げましょうか?」

ぬっと扉の陰から姿を現した木舌に塩を見せながら呆れた声で言う深夜

木舌「遠慮するよ。」

丁重にお断りした木舌

貴「何なんだよこんな日曜日の朝っぱらから…」

溜息交じりにそう言えば、降りかかった塩をはらった後に平腹は笑って言った

平腹「遊びに来た!」

貴「速やかにおかえりくださいませ。」

平腹「目がー!目がぁー!!」

木舌「んー…そのやりとり近所の人達に迷惑だろうからやめない?」

のんびりそう言った木舌さんに、私は溜息をついた

貴「とりあえず上がってくださいな。休んだらすぐに帰ってくださいね。」

結局、二人を中に通した

平腹「なー、遊ぼーぜー!」

貴「今日は買い物に行かなければならないので無理です。」

ソファに座る私の隣に間隔をあけて座る平腹は退屈そうな顔をする

貴「獄卒ってそんなに暇なのか?」

私でさえ地獄の情報処理で忙しいのに…前に鬼灯と深夜が遊びに来た時は酷い隈ができていたぐらい忙しいのにな

質問した私に、俺は休み!と元気よく答えた平腹

そうなんですかと返した後、サラダを作ってそのままにしていたのに気づいてキッチンの方へと向かう

貴「何してるんすか…」

サラダを取るためにキッチンに来た私は冷蔵庫を開けている木舌さんに訝しげな顔をしながら聞いた

木舌「冷蔵庫の中、恐ろしく何も入ってないね。買い物行くんでしょ?おれ荷物持ちしようか?」

笑いながらそう言った木舌さんに私は考える

基本的に日曜日に一週間分を買うので

まぁ、量は多い

それなら木舌さんの言葉に甘えてみるか

三話 中間→←二話 後編



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定タグ:獄都事変 , 鬼灯の冷徹 , 恋愛?ギャグ?ホラー?   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

四季 - 更新頑張ってください!! 待ってます! (2016年3月28日 9時) (レス) id: bf716977a5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白い。続きが気になります (2015年12月24日 15時) (レス) id: 12f63a3500 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天月 奏 | 作成日時:2015年12月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。