三話 後編 ページ12
茨城「ほんま助かるわー。ほな、また後で。」
茨城がそう言いながらレジの方へ戻って行く。
木舌「えーと、…知り合い?」
木舌が首を傾げながら深夜に聞く
深夜はそう聞いた木舌の方へと向いてしばらく考えた仕草をした後に口を開いた。
貴「知り合いですが…そうですね、友人ですかね。」
木舌「そうなんだ。なんとなく気になっちゃってさ。さてとじゃあレジに行こうか。」
木舌の言葉に頷いて先頭を歩いていく深夜。
そんな深夜の後ろ姿を見た後、木舌は目を細めた。
平腹が木舌の隣に並んで小さい声で木舌に話しかける。
平腹「もしかしてさ、木舌も気づいた?」
木舌「…平腹も気づいたんだね。」
二人は顔を見合わせる。頷いた後一緒に口を開いた。
平腹・木舌「鬼」
木舌「本当に同じだったね〜。」
あははは と笑う木舌、ただその眼は目の前に歩いている深夜に向かっていた。
木舌「(一体…何者なんだ。)」
深夜は、後ろの二人が喋らなくなったのを不思議に思ったのか後ろを向く。
木舌「ん?どうしたの?」
貴「何も喋らなくなったから…いや、何でもない。」
その時に木舌と平腹は気づかなかったのだ。
木舌「??」
深夜の瞳が一瞬だけ前に見た緋色の瞳ではなく重々しい黄金の色に輝いたことに…
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四季 - 更新頑張ってください!! 待ってます! (2016年3月28日 9時) (レス) id: bf716977a5 (このIDを非表示/違反報告)
真(プロフ) - 面白い。続きが気になります (2015年12月24日 15時) (レス) id: 12f63a3500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天月 奏 | 作成日時:2015年12月6日 22時