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izw side
ほぼダメ元ではあった。深々と頭を下げてはみたものの意味のない行動になってしまうのかと少し怯えた。正直ここまで頭脳明晰な彼女がまだまだちっぽけなこの会社に入ってくれるなんて頭脳の無駄遣いでしかないから。ただ、彼女がクイズノックなら加入してくれたらきっと何かが変わる気がした。それくらいこの一瞬で彼女の影響力を感じた。

『えっと…すみません…。あの…顔をあげてください…。』

第一声はその一言だった。やっぱりそう簡単に加入なんたら言えるもんじゃないしなぁ…

『私、さっきも話した通り何かしらの理由がないと熱心に何かに取り組むことができないんです。伊沢さん達の会社には正直すごく興味を持ちました。話を伺ったり動画を見る限り一緒に活動してる方々とすごく仲良さそうですし、何より楽しそうです。だからこそ中途半端な気持ちでこの会社に加入してしまうことが申し訳ないというか…』

彼女は遠慮がちにそう言ったが正直すごく嬉しかった。素直に楽しそうだと言ってくれて中途半端な気持ちではと言ってくれるほど真剣に考えてくれていたことに。

「理由は…加入してから作る…でも、遅くないと思います。この少しの時間であなたにとても魅力を感じました。とても厳しい選択にはなってしまいますが加入という選択を選んでも後悔は絶対にさせません。僕たちと…クイズノックと一緒にメディアを、盛り上げてみませんか?」


『…本当にいいのでしょうか…?…何の取り柄もない私ですが、少しでも貢献できるよう頑張ります』

しばらく考えた後、ニコッと笑った彼女はクイズノックへの加入を、しっかり決めてくれた。上がりきった心拍数は胸を突き破ってしまうのではないか心配になるほどこれでもかというくらい早い脈打ちしている。

「ほんとですか…?」

渡辺「やったぁ!」

今までさらっと加入を進めてきたかからこんなにもドキドキするのは初めてでとてもいい経験になった。これで彼女も立派なクイズノックの一員だ!

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ワオッ!! - 最近よく読んでます!更新頑張って! (2020年5月26日 16時) (レス) id: 71a5566a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cill | 作成日時:2020年5月23日 14時

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