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You side


伊沢「あの…Aさん、よかったら僕たちの会社、クイズノックに加入しませんか?」


なにやら二人で相談を始めたと思ったらいきなりかけられたこの言葉。理解をするのにそう時間は要さなかったけど頭はこんがらかった。

なぜ私なんかが?そればかり頭に浮かんだ。
正直、食事をするのにも仮眠をとるのにもなにかしらの理由がないと絶対行動しない私。クイズノックに入る理由が見つからなかった。

動画に出ることが全てではない、と言ってくれたけど今まで理由を必要としてきた私には心底イエスといえなかった。理由のない、いい加減な気持ちでこの素敵な会社に入っても良いのだろうか。



『私、さっきも話した通り何かしらの理由がないと熱心に何かに取り組むことができないんです。伊沢さん達の会社には正直すごく興味を持ちました。話を伺ったり動画を見る限り一緒に活動してる方々とすごく仲良さそうですし、何より楽しそうです。だからこそ中途半端な気持ちでこの会社に加入してしまうことが申し訳ないというか…』


興味を持ったのは決して嘘ではない。ただ私に相応しくない、それだけのことだった。


伊沢「理由は…加入してから作る…でも、遅くないと思います。この少しの時間であなたにとても魅力を感じました。とても厳しい選択にはなってしまいますが加入という選択を選んでも後悔は絶対にさせません。僕たちと…クイズノックと一緒にメディアを、盛り上げてみませんか?」



こんな私がこの会社に加入することで評価が下がることはないのだろうか。皆さんの期待に答えることができるのだろうか。沢山の不安はあった。けど"加入という選択を選んでも後悔は絶対にさせない"その言葉を信じてみてもいいと思えた。


『…本当にいいのでしょうか…?…何の取り柄もない私ですが、少しでも貢献できるよう頑張ります』


一度止まった空気が

伊沢「ほんとですか…?」

渡辺「やったぁ!」

2人の声でまた流れ始めた気がした。きっと楽しくなるだろう。そう思えた。

よろしくお願いしますの会釈の後連絡先を交換して
カフェを後にし帰路についた。


ふと思い出した。









『…あ、教授のところ行くの忘れちゃった。』

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ワオッ!! - 最近よく読んでます!更新頑張って! (2020年5月26日 16時) (レス) id: 71a5566a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cill | 作成日時:2020年5月23日 14時

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