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それからも目まぐるしく色んなところを回って、私の体力はすでに限界を超えていた。
全体的にピンク色の怪しげなお店でネイルを施してもらって、スタジオのような場所でヘアメイクさんと呼ばれた女性にメイクをしてもらって…。
「 はあ…… 」
「 俺の前でため息つくのやめてくれる？ 」
お洒落なカフェのテラスで紅茶を頂いているのだけど、疲労が溜まりに溜まってもはやため息しか出なかった。
とても綺麗にしてもらって嬉しいけど、まだ瀬名 泉さんの口から事情を何も聞いていないので、不安ではある。
「 ねぇ 」
「 ん…はい、なんでしょうか 」
瀬名 泉さんがどこか緊張した顔つきで口を開いたので、少し眠気に襲われていたが、なんとか欠伸を噛み殺してピンと背筋を伸ばした。
「 あんた、次の土曜日って…空いてる？ 」
「 え？ 土曜日なら学校で資格の試験があります 」
「 えっ、嘘 」
「 嘘なんてつきませんよ 」
他にも、学校ってどの辺り、試験は何時まで、最寄り駅は、と聞かれたので答えたけど、瀬名 泉さんの顔色は暗いままだった。
「 …時間取らせてごめんねぇ。家まで送る 」
「 え、まってくださ、 」
瀬名 泉さんが立ち上がったので慌てて後を追うと、彼の上着のポケットからひらりと紙切れが落ちた。
ポケットの中でグシャグシャに握りしめられたのか丸まっているそれを広げると、『 Knights 』のライブのチケット。
日付は一一一次の土曜日。
「 ……………… 」
……なんとも形容しがたい気持ちだ。
今のこの胸の蟠りをどう表現したらいいんだろう。
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瀬永ゆう(プロフ) - ここちさん» ありがとうございます！是非読ませていただきます！ (2021年10月27日 6時) (
レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
ここち(プロフ) - 瀬永ゆうさん» 承認致しました。これからも小説共々よろしくお願いいたします！ (2021年10月26日 21時) (レス) id: c2fb8c431e (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - ここちさん» お返事ありがとうございます！了解しました！申請しておきます！ (2021年10月26日 18時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
ここち(プロフ) - 瀬永ゆうさん» こんにちは。はい、Musicです！けれど私、間違えていました。スコアランキングではなく、イベントポイントランキングでした。汗 ユナという名前です。お手数おかけします…本当にごめんなさい (2021年10月26日 14時) (レス) id: c2fb8c431e (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - ここちさん» ありがとうございます！フレンド申請させて頂きます！musicの方ですよね？ユーザー名は瀬永ゆうです！ (2021年10月26日 6時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここち | 作成日時：2021年10月12日 23時
