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「 あいつは、誰も悪者になんてしたくなかったんだ。だから、笑って許してやって 」
「 … 」
「 大事にしたくないからって、蓮巳に頼んでまで揉み消してさぁ 」
自分が傷つくことなど気にもとめず他人のためを思って行動するレオくんの優しさに胸が痛む。
「 それから俺たちは戦い続けた。王さまの作った
その後、夢ノ咲学院内で定期的に行われるアイドル同士のライブバトル−−−ドリームアイドルフェスティバルで、泉くんら『 Knights 』は内部分裂したかつての仲間と相対した。
【 チェックメイト 】と名付けられたそのドリフェスには、渋々エステの予約を取り消した嵐くんに、恩返しのために睡魔と戦う凛月くん、さらに数人の《 助っ人 》で構成されたバラバラの『 Knights 』として参加することになる。
「 けど、王さまはいつまで立っても姿を見せなかった 」
「 どうして？ 」
「 交渉しにいってたんだよ。相手ユニットに 」
本当は彼らが求めていたのは自分ではなく、自分の楽曲だったのではないか。
楽曲さえ用意すれば、彼らは自分の前から喜んで姿を消すのではないか。
あまりにも大きすぎる邪念に気がついてしまい、それを確認せずにはいられなかったのだろう。
レオくんが大好きで友達になりたいなら、楽曲は二度と使わせない。
一方で、レオくんと敵になるのなら、いくらでもタダで楽曲を使ってもいい。
その二択を迫られたとき相手ユニットは、迷わずレオくんの敵となることを選んだ。
その時のレオくんの心情を考えると胸が張り裂けそうだ。
争いを好むような人ではないし、刃を交えるようなことになる前に、なるべく平穏に済ませたかったのかもしれない。
そう願った通りになったはずなのに、残酷すぎる現実に直面し、かつて仲間だった者たちに鋭いナイフをその細い身体に何度も突き刺された。
他人の世辞や建前を本気で信じてしまうような善良な人間であったからこそ、今まで積み重ねてきた人間関係の全てを疑わなければいけなくなってしまい、実質的に全ての関係を失ったにも等しいダメージを負うことになったのだ。
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ここち(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！ 自己満小説になっていないかと思っていたので、そういった意見をいただけて本当に嬉しいです。とても励みになります。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月3日 14時) (
レス) id: c2fb8c431e (このIDを非表示/違反報告)
momo - めっっっちゃ好みです。。。Knights大好きだし話の展開っていうかもう色々ドストライクすぎてイッキ読みしてしまった、、あと泉くんイケメンすぎて惚れました…続き凄く楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2021年10月3日 1時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ | 作成日時：2021年9月23日 4時
