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「 嬉しい、です。とても 」
「 …なんだ、怒ってるのかと思ったよ 」
ほっと胸を撫で下ろすと、司は「 怒るわけないじゃないですか 」とようやく笑ってくれた。
一体なんだったのか、掴まれた手首は離され、落ちてしまった本は司が拾う。
「 どのIdolをProduceするのかは決まっているのですか？ 」
「 ううん、その辺りはまだなの。司のこともプロデュースしてみたいな 」
「 是非！ 私は所属するUnitは決めていますので、入学したらすぐに入るつもりです！ 」
「 そういえばそうだったね。去年、司は校内見学に来た、時、に…………………えっ 」
頭の中で点と点が線となって繋がっていく。
『 神話や童話に現れるような、麗しい騎士を目の当たりにしました 』
あの夜、司が夢ノ咲学院で見たアイドルについて。
神話や童話に現れるような、麗しい騎士…？
『 優美かつ華麗な騎士道ユニット… 』
泉くんが話した『 Knights 』について。
優美かつ華麗な騎士道ユニット…？
まさかとは思うけれど、司が見たのは泉くんたちで、所属を決めたユニットというのは『 Knights 』のこと？
「 ねぇ司、そのユニットって… 」
「 あぁ、『 Knights 』というらしいです。『 Knight 』だなんて、名がUnitの全てを表していますね！ 」
やっぱり………！
こんな偶然があるだなんて信じられない。
「 ただし、加入には厳しい条件があるみたいで、私はまずそれをClearすることを目標にしなければいけません 」
「 そう、なんだ 」
レオくんに、泉くんに、嵐くんに、凛月くんに司。
まさかの全員が知り合いのユニットが出来上がってしまう可能性が上がってきた。
「 じゃあ私、『 Knights 』のプロデューサーになろうかな 」
「 そっ、それは…！ 司がいるからですか？ 」
思わぬ返しに言葉が詰まる。
本当はレオくんの帰る場所を守りたいという完全な私情だというのに、そんなこと知る由もない目の前の子はキラキラとした瞳でこちらを見つめている。
…けれど私は嘘をつくことはできない。
「 ちょっと騎士に興味があるだけだよ。私の力でさらに輝かせてみたいじゃない 」
「 ……ケチです、A 」
「 あははっ！ 拗ねないでよ 」
むすっと頬を膨らませる司の頭をわしゃわしゃと撫でてから、「 応援してるのは本当だよ 」と笑いかけた。
頑張れ、司。
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ここち(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！ 自己満小説になっていないかと思っていたので、そういった意見をいただけて本当に嬉しいです。とても励みになります。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月3日 14時) (
レス) id: c2fb8c431e (このIDを非表示/違反報告)
momo - めっっっちゃ好みです。。。Knights大好きだし話の展開っていうかもう色々ドストライクすぎてイッキ読みしてしまった、、あと泉くんイケメンすぎて惚れました…続き凄く楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2021年10月3日 1時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ | 作成日時：2021年9月23日 4時
