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- Izumi Sena -
「 やっぱなずにゃんの情報にハズレはないねぇ。こんなに静かで落ち着く場所があるなんて 」
普段なら絶対に飲んだりしないりんごジュースを一口 含んでから、大きく背伸びをしてくまくんの上に倒れ込んだ。
「 ここならファンの子たちもいないでしょうし、夜も空いているからレッスンの後にもってこいねェ？ 」
「 料理も、うん、美味しいし 」
ナルくんはメニューを開いたところにたまたまあった料理を選んだだけだろうけど、このナポリタンは美味しい。
静かな店内にはアルバイトと思われる女の子が一人いるだけだから、あの子が作ったんだと思う。
「 くまくんも食べなよ。美味しいよ 」
「 …… 」
ダメだ、完全に寝てる。
もう日も落ちているし、くまくんの活動時間帯のはずなんだけど、流石にレッスンがキツかったかな・・・？
「 静かだね。何も聞こえない。今の俺たちみたい 」
「 泉ちゃん？ 」
「 俺たち、このままでいいのかな 」
なるくんはどう返すべきか悩んでいるらしく、眉を下げて笑っただけだった。
ピクリと、くまくんの指が動く。
「 王さまがいつ帰ってきてもいいように、『 Knights 』を守るんだって言ったのはセッちゃんじゃん 」
「 くまくん 」
「 最初はただの恩返しのつもりだったけど、今はちゃんと三人で頑張ろうって思ってるよ 」
くまくんの口からそんな前向きな言葉が出るとは思っていなくて、正直 驚いた。
ほら、なるくんなんて開いた口が塞がらないみたい。
「 凛月ちゃんの言う通りだわァ。『 王さま 』のことよく知らないけど、アタシたちのリーダーだものね。きっと帰ってきてくれるわァ 」
「 ごめん、二人とも 」
『 ジャッジメント 』で初めてれおくんに会った二人はほとんど状況を理解出来ていなかったのに、それでも俺が臨時リーダーを務める『 Knights 』についてきてくれた。
本来なら練習場所には禁止されている慰霊碑の周りで、息が切れるまで歌って踊り続けたな・・・。
一度 誰かが近づいてきて、ヤバいと思ってみんなで一瞬で逃げ出したのは記憶に新しい。
「 あら？ 」
「 なに、なるくん 」
なるくんがしーっと口元に指を当てて指さした方を見ると、そこには雑巾を片手にこくこくと船を漕ぐ店員の女の子がいた。
いやいや、仕事中に居眠りしてるとかありえないんだけど。
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ここち(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！ 自己満小説になっていないかと思っていたので、そういった意見をいただけて本当に嬉しいです。とても励みになります。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月3日 14時) (
レス) id: c2fb8c431e (このIDを非表示/違反報告)
momo - めっっっちゃ好みです。。。Knights大好きだし話の展開っていうかもう色々ドストライクすぎてイッキ読みしてしまった、、あと泉くんイケメンすぎて惚れました…続き凄く楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2021年10月3日 1時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ | 作成日時：2021年9月23日 4時
