問5 ページ6
戸惑った自分の細い声がぼそ、と消えていく。
「か、竈門くん、」
押し倒されたのは初めてで顔がどんどん熱くなる。
どいて、と言っても首を振るだけの1点。
「退かないと…だれかくるよ?」
焦らすように言い聞かせても彼は嬉しそうにニコニコするだけだった。
「誰も来ないようにこの教室に呼び出したんだろう?」
いや違います。
そりゃあ誰も来ないようにですけれどこういう時に備えてではありません。
というツッコミを心の中でして終わって何も出来なくじたばたする。
どうしようか考えていると赤い毛が耳元まで来た。それは竈門くんの顔が近くにあり額同士でくっつくぐらいに近く。
「ひ、ぁ……」
綺麗に整った顔が目の前にあるとショートするくらい頬が熱くなる。
何が起きてるか分からなくて言葉という言葉も出ない。
竈門くんの手が私の頬を撫でると一言、
「あっつぃ、」
なんて間近で笑うからもっと真っ赤になってしまって混乱する。
吐息が唇にかかる度目をぎゅっとつぶりたくなるぐらい恥ずかしい。
顔に何かしら着いていそうで中々落ち着けない。
いや、この状況落ち着いたら行けないのだが。
「か、……まどくん、」
「ん?」
何とか声を絞り出しても彼からは余裕の声しか聞こえない。
「なんで、こんなこと……」
そっと聞くと彼は面白そうにニヤリと笑う
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ヒナコ(プロフ) - sheepさん» クロスオーバーって難しそうですよね…私でも出来そうなもので頑張ってみます!応援ありがとうございます! (2020年1月20日 21時) (レス) id: bf5f6a841a (このIDを非表示/違反報告)
sheep(プロフ) - クロスオーバーとかみたいです。これからも更新頑張ってください!!! (2020年1月19日 23時) (レス) id: e49b981c97 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナコ(プロフ) - MOMOさん» コメントありがとうございます。物凄く遅い更新になるかと思いますがよろしくお願いします! (2020年1月2日 22時) (レス) id: bf5f6a841a (このIDを非表示/違反報告)
MOMO - 更新頑張ってくださぁぁぁぁい! 待ってまぁす! (2020年1月2日 15時) (レス) id: 427f0b9904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒナコ | 作成日時:2019年12月30日 23時