36話 ページ37
ころんSide
こ「確かにそうだね。僕出てくるよ」
る「え……。めずらしい…」
こ「るぅとくん失礼!!別に珍しくないから!」
僕だって、誰が来たか気になるんだよ!!!
気になることは一番に見たいでしょ?
まぁでも時間帯的になーくんたちではないだろうし〜、宅配便とかかな?
こ「はーい」
ジェ「ころん!!!はよ出て!」
あれ、ジェルくん?!はやくね?!
こ「えっどしたの?」
ジェ「Aが…………!Aが…
.
.
.
事故にあったって……!」
え、うそ……でしょ?
こ「ジェルくんウソでしょ?!ねぇ!ウソって言ってよ!」
ジェルくんと僕の声に驚いたのか、いつの間にか莉犬くんたちが僕の後ろに来ていた。
ジェ「俺も嘘や言いたいけど…ウソやない!なーくん車で待たせとるから急いで病院行くで!」
急いで荷物を持って靴を履いて、外に出る。
運転席になーくんが乗ってる車が目に入り、その車に走る。
僕に続いて走ってきた3人も車に乗り込む。
こ「…なーくん。飛ばして」
な「うん」
なーくんは約束通りギリ違反にならないほどのスピードで車を走らせた。
なーくんが病院から聞いた話は、Aは帰っている途中信号無視した車に跳ねられたの事。
近くにいた人が救急車を呼んでくれて、早い処置が出来たから命に別状はないが、まだ目は覚めていない……って聞かされたらしい。
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る「はぁ……はぁ…あのAちゃんは…?」
医『神宮寺さんのご友人ですか?』
な「はい」
医『神宮寺さんが帰っている途中に車に跳ねられ……』
こ「それはもう聞きました!!はやくAに会わせて下さい!」
な「ころちゃん落ち着いて…!すいません」
医『いえ大丈夫です。…神宮寺さんのお顔見られますか?』
り「見ま(こ「だからそう言ってるじゃないですか!!」……ころちゃん…!」
なんで…!なんでAがこんな目にあわなきゃいけないの…!?
皆から落ち着けと声をかけられるけど、頭にはAの事しかなくてそんな声は僕の耳には入らなかった。
命に別状はないとしても、最悪のことがあるかもしれない…と思うといてもたってもいられなくて、はやく会わせろと医者に突っかかる。
医者は悪くないのはわかってるけど、そんな事考えられるほど僕は落ち着けなかった。
扉の前に立つ医者を押しのけ、Aがいるであろう部屋の扉を開ける。
『ん?……みんな!』
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作者名:瀬。 x他1人 | 作成日時:2019年8月19日 9時