ガチ恋の同担拒否してます[天月]

拗らせて３４ ページ36

ASide

有栖に落ち着けられて、椅子に座って。

もう一度……

『ごめんなさい！』

「、、うん。はっきり言って、凄いショックだった。何で、私じゃなくてAなの、？とか坂田さんはなんでAと繋がったの、、？とか。色々考えちゃった」

そうだよね……。

私だって有栖が天月くんと繋がってたらショックで同じ考えするもん。

『……ホントにすいませんでした、、。有栖の気持ちなんて全然考えずに、、、』

「そのときはもう絶対に許さない！って思って、許せないとも思った。でもね、でも、一人でライブ参戦して全然ファンサして貰えなくて、、Aにその悲しさを言いたかったの。でも、隣にはAもいなくって。ライブ中に泣いちゃった、、」

「そのときに、私にはAが必要だってわかったの」

有栖、、！


私もそうだよ……有栖がいなくって独りの同担と同じ空間はメッチャ苦しかった。

有栖がいたから耐えられたのに、、


『有栖……ごめんなさい。許してもらえる、、？』

「……うん！！」

「ホントにはっきり言ってAとはもう二度と話したくないって思った。
関わりたくもない、目も合わせたくない、顔もみたくないって思ってた。ライブまでは」

「でも、私にはAがいなきゃ、、Aじゃなきゃダメなの」

『私もそうだよ、、！有栖がいたからここまでこれたんだもん、！有栖がいなきゃ、、私、、純粋に推せない、、』

「同担拒否でこんな同担の悪口言ってる時点で純粋には推してないっつーのw」

『…そっかw』

このしょうもない会話が好き。

有栖とのこの和やかな雰囲気が好き。

有栖が好き。

有栖、ありがとう。

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