２６戦闘訓練-7 ページ27
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…瞬殺だった。
『…バケモン』
「ひどい言い様だな」
お前もソレと似たようなもんだろ、と言われる。
いや私はそんな大層なもんじゃない。
「範囲も温度も未知数…」
「化け物かよ！！」
『ほらみんなも言ってるよ。』
「普通だろ」
これが普通だったら私なんかそこらへんの石ころだよ、ミジンコだよ。
すると私に近づいてくるオールマイト。
「さぁ月居少女！行こうじゃないか！！」
『あっ、次私か』
ついに来た。私の番
相手はあのオールマイト。
手加減してくれるとは言え舐めてかかるのは危険だ
「月居の個性ってイマイチわからねぇんだよなー」
「“発生”って言ってたよね」
ふふん、わからせてあげるよみなさん。
…そして。
『……さて、どうしよっかなー…』
「さぁヒーロー、いつでもかかって来なさい」
ビルに入ると、堂々と仁王立ちしながら腕を組んでいるオールマイト。
その後ろには「核」。
…私めっちゃ舐められてね？
ふと上を見てみるとカメラが設置してある。
『…焦凍ォォォ見てるぅぅぅう！！？』
全力で手を振った。
「おい轟、手振られてるぞ」
「あぁ」
「「「(めっちゃ慣れてる！)」」」
『あの先生、私は先生の事舐めてかかるつもりはないですけど、先生も私の事舐めないでくださいね！
…私の個性、“何でも” アリなんですから』
ニコリと笑ってみる。
「…、」
“何でも”という言葉に反応したオールマイト。
『…よし！』
これ以上警戒されるとこちらもやりにくいので、そろそろ黙る事にしよう。
まずはオールマイトにゆっくり歩み寄る。
「！？」
「アイツあんなに堂々と…！」
…と、思うじゃん？
オールマイトの周りに“私の残像”を５、６体程発生させる。こんなの子供騙しだけど。
…私の分身。何十体出現しても、これは一つの個性であるから限界突破はしないから大丈夫。
で、私はというと。
『ここにいますよ〜』
「核」のそばに。
「は！！！？」
『ハイ “核” 没収〜！』
「「「えぇ！！！！？」」」
さて、説明は地下に戻ってからすることにしよう。
･
･
「終わるのが早いよ！！」
「お前今何した！！？」
「何なんだ今の！！」
『待って聞き取れない』
…みんな一斉に聞いてくるだなんて。
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
