１９午後の授業-3 ページ20
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「勝敗のシステムはどうなります？」
「ブッ飛ばしてもいいんスか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…？」
「分かれるとはどのような別れ方をすればよろしいですか、奇数なので一人余りますが」
「このマントヤバくない？」
「んんん〜〜〜聖徳太子ィィ！！」
表情はいつもと変わらず頭を抱え込むオールマイト、面白い。
最後一人全く関係の無いこと言ってるけど…。
オールマイト…いや、先生の話す内容はこうだ
【『敵』がアジトに『核兵器』を隠している。
『ヒーロー』が制限時間内に『敵』捕獲、または『核兵器』を回収すること。
『敵』は制限時間まで『核兵器』を守るか『ヒーロー』を捕獲する事。 】
「「(設定がアメリカンだな！！！)」」
皆の心の声が聞こえてくる。
そして次々に用意されたクジを引いていくみんな。
私は…
『……マル？』
出たクジはなんと『〇』。
「余った人は先生と組みましょう！！！」
あっ、これ悲しいヤツだ。
ペアがいなくて悲しいヤツだ。
結果先生と組みましょうね！ってなるヤツだ…
…今回は運良くそれが私だっただけだ。
きっとそうだ。
『私です……』
「「「おおっ！！」」」
盛り上がる周囲。
「月居少女か！！」
私の相手がオールマイトってそんなの勝ち目あるのか、本当に…
「続いて最初の対戦相手はこいつらだ！！」
オールマイトが二つの箱に手を突っ込む。
「Aコンビが『ヒーロー』！！
Dコンビが『敵』だ！！」
緑谷くんペアと爆豪くんペア、か…
すごいな…切っても切れない腐れ縁ってヤツ？
敵チームは先にセッティングし、5分後にヒーローチームが潜入でスタート、という設定。
私たち部外者はモニタールームで観察らしい。
『オールマイトか…』
「まさかの相手だったな」
『まぁいいや…勝てなくてももがいてみる』
「…おう」
ガッツポーズをキメると、焦凍がふっ、と少し笑った。やば、イケメン………。
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
