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また優しく童磨に抱きしめられたかと思いきや、
強く力を込めてきた。

何だろう、さっきよりも強い力だ。





「……Aは俺のなんだから
今度は触られないようにね?」






童磨はそう言った瞬間、
ありえないほどの強さで私を締め付けた。





そして、自分の身体からバキバキ、ゴキッ……なんて怖い音が聞こえてきた。


身体の骨を折られたんだな……




まぁ痛い、とても痛い。
だけど幸せだからどうでもいい。






「な、何だアイツら……!
仲間同士じゃないのか!?」


「いや、でも鬼は群れないはずだから……」






なんて、下から鬼殺隊の剣士たちの動揺の声が聞こえてくる。




ダラりと下がった腕も
白い骨が飛び出し血が流れ出した背中も
すぐに再生して元通り。






「あの再生力……、十二鬼月か?
だ、誰か柱を呼べ!!」





『……ゲフッ、ゴホッ……童磨、最高』




咳き込むと血が出てくる。
けど、それも1秒後には止まった。





「あらら、ごめんごめん
痛かったかい?」



『いや、幸せだったから別にいい
なんならもう一度……』



「Aもだいぶ病んでるよねぇ……」






童磨は苦笑いして私の頭を撫でた。
うわぁイケメン、好きだ。



鬼殺隊の事なんて完全にスルー。
本当に柱を呼びに行ったのなら楽しいな。

ここで童磨と一緒に戦える…とワクワクしていた時、





「おらァァァ!!」





と、馬鹿がひとり突っ込んできた。




「馬鹿ッ、相手は十二鬼月かもしれないんだ
柱が来るまで時間稼ぎすると言っただろ……!」





あぁ、やっぱり柱が来るんだ。






「よくここまで来られたねぇ」



童磨は私の頸目掛けて刀を振るってきた男に優しく笑いかけた。

わざと煽っているんだろう、どこか楽しそうだ。




そして私はその攻撃を避ける事もせず、手で受け止める。






「なん……ッ!?」




驚いてる驚いてる。

私に届くのは市松模様の羽織を羽織った男の子含むあの時の若い3人の刃と柱の刃くらいだ、舐めんなよ〜


本当、市松模様の羽織の子とイノシシくん、黄色い眠り男は強いんだぞ〜?可愛かったし(気に入ってる)





「あれ、A。今誰のこと考えてたんだい?」



『』




なんで分かるのコイツ?怖くね?






『さて童磨。そろそろ蹴散らして帰りますか。』



「そうだな。ここは日が当たるかもしれないし」






夜明けが近づいてる。
それまでに片付けようか。

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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←←  きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時

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