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「わぁ……すごい口説き文句。
俺もしかして今煽られてる?」
そう言いながら、私の腕を拘束し出す。
「俺はこのまま続けてもいいんだよ」
目が、笑っていない。
『ごめん、なさい』
そんな彼が怖くなった。
好きなのに。好きだから。
「何がごめんなさいなの?
俺はさっき、すごく傷付いたんだぜ」
『傷付けて、ごめんなさい』
「……」
『童磨、ごめん』
私の腹の上に乗る童磨の表情が
またいつもの無表情に変わる。
『っ、』
私は起き上がって、童磨に口付けた。
『もうこんな事はしない、許して』
涙ながらに訴えた。
「うんうん、やっとわかった?
君は俺のモノなんだから__」
その言葉に、静かに頷いた。
「さて。帰ろうか、夜が明ける前に。
君の服はどこだい?」
『男に破られたこの着物しか持ってない』
「……色々と、ムカつくなぁ」
私はどうやらこの人の機嫌を損ねるのが得意らしい。
「あの男、かなり触ってたよなぁ
……………あー本当、汚したい」
『__え、』
「いや、なんでもない。
さぁ帰ろう」
いや、バッチリ聞こえてたんですけど。
誤魔化し切れてないんだけど。
それでさりげなく私のお尻触るとか、何それ可愛い
すると童磨は振り返り、
「あの子にもお説教しておかないとねぇ」
と、笑った。
『堕姫?』
「そうそう」
『え……堕姫にも、今みたいなことするの?』
「え?」
動きを止め、私を見つめた童磨
あぁ、今日も目が綺麗だな……
「え、しないよ」
『……!そっか、』
「どうしたどうした、俺が君にした事と同じ事をあの子にするのは嫌だった?」
また私は彼から視線を逸らす。
「そうかそうか、本当にAは面白い」
『つまらないって言ったくせに』
「あれは勢いで……」
なんだ私、普通に話せるじゃん
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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←← きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時