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貴「……;;」



タタラ「…もうすぐで着く」






一体どこまで…?






2、3分ほど歩いていると大きな扉。




タタラがその扉を開く







「タタラさん、おかえり」



タタラ「…エトか」






いつの間にかタタラの隣に立っている小さな包帯に包まれた…女の子?







エト「あー…タタラさん、これ食べるの?いい匂い」




タタラ「残念ながら食い物じゃない」




エト「えっ、どうするの?」




タタラ「そいつ、面白いから持ってきた」




エト「へぇー…タタラさんが…珍しいこともあるものだね。」







くすくす笑いながら私の匂いを嗅ぐ







貴「えっと…臭いかな?」



エト「え?」






キョトン、と私を見上げる女の子






エト「プッ、確かにおもしろいね、この子」




タタラ「…馬鹿そうだしな」




貴「んだとお!?」







私が叫ぶと余計に笑うエトちゃん。






エト「私のことはエトでいいよ。あなたのお名前は?」



貴「私は桂華A。Aでいいよ」






するとエトはわかった、と言って私の名前を呼び捨てにして呼んでくれた








貴「新しく友達が出来てなんか嬉しい」




エト「…友達?」




貴「えっと…ダメかな?」




エト「ふふ…いいよ、友達。よろしくね」







ここで立ち話もあれだし…と、部屋の奥に置いてあるソファーまで向かう。




すると何故か部屋に次々と集まる喰種たち。







ギラギラした目で私を見つめるものだから、エトとタタラにくっつきながら歩いた






タタラ「歩きにくい」




貴「すまん」




エト「怖いの?」




貴「ギラギラした目で見られたら誰だって怖い」





エト「…私たちのことは怖くない?」







…エト達のことが怖い?


そんなこと考えたこと無かったな。





タタラに初めてあった時だって、不覚にも綺麗だなんて思ったくらいだし。







タタラ「こいつ俺と初めて会った時怖がりもしなかった」



貴「いや、あの時はタタラを守ろうとしてたのにまさかのタタラ自信が喰種だったからビックリしてただけだよ」




エト「え…守る?」





貴「うん。別の喰種に襲われてて。」





エト「喰種に襲われたことがあるのに私たちのことが怖くないの?

ていうか他人を身を呈して守ろうとした?」





貴「え…うん、…?」








するとエトは大笑いしだした






エト「A、最高
これからよろしくね」






差し出された手を私も優しく握り返した

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おもち(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しいですありがとうございます…(//∇//)\ 頑張ります!! (2018年12月25日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白いです!続き待ってます! (2018年12月25日 20時) (レス) id: c064f2d099 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2018年12月16日 0時

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