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貴「うわぁ…」



白い人「…」







目の前にはグロテスクな光景。




首の無いさっきまで吠えていた喰種が横たわり、それを蔑んだ目で見る白い人。




服も髪もその人の瞳と同じ色に染まっていて、綺麗だな…とも思った







白い人「…何だ」




おっと見すぎてしまった。





貴「赤く染っていて綺麗だな…と。いやすみません殺さないで」




褒めたのに今にでも殺しに切りそうな目で見てくるものだから咄嗟に謝る







白い人「人間、さっきの言葉覚えてるか」




貴「来い…ってやつですか?」







答えはもう決まっている







白い人「返事は?」




貴「地獄にでもどこにでもついて行きます、いやむしろ行かせてください!!!」




白い人「いいよ。

…なんかキモいけど」



貴「おい、最後聞こえてんぞ」







血まみれの白い人は私を抱き抱えるとビルの上を飛ぶ








貴「うおおおあぁぁあ!!?」





白い人「…うるさいな」





貴「舌打ち聞こえましたけど!?」







さすがにこれで叫ばない人間はいない。いやまじで。





白い人「…目を開けろ」




貴「えー…」






走ることで顔にぶつかってくる風はいつの間にか止み、声をかけられる





恐る恐る目を開けるといかにも喰種がいそう、って感じの大きな建物。







白い人「お前、しばらくここで生活しろ」




貴「いやいやいや無理無理無理なんか幽霊でそう!!無理です!」




白い人「殺されたいの?」




貴「ごめん!!」








…って、よく考えたら私喰種に好かれる体質。

いや、どんな体質だよって感じだけど本当にそうなんだもん仕方ないよ。((






貴「あの」




白い人「何?」




貴「お名前、教えてください」




白い人「……タタラ」







そう言うと、一人で入口へと向かっていったタタラさん。


…タタラでいっか((







貴「私の名前知りたくない!?」




タタラ「食い物の名前を覚えてもな」




貴「よしよく聞け、桂華A。これが私の名前じゃ!!」




タタラ「へえ」




貴「ものすごくどうでも良さそう。」







タタラの塩対応に少し心を痛めながらも、これから始まる怖い生活にワクワクしていた

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おもち(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しいですありがとうございます…(//∇//)\ 頑張ります!! (2018年12月25日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白いです!続き待ってます! (2018年12月25日 20時) (レス) id: c064f2d099 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2018年12月16日 0時

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