【東京喰種】逃げた先で出会ったのは危険人物【タタラ】Part１ (ページ37)

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貴「…」

タタラ「…なんでここに座るの」

貴「タタラを間近で見られるから」

タタラ「なんかキモイよ」

貴「ありがとうございます」

タタラ「話が通じないんだけど。」

膝の上に座って、こんな近くに来てみてもタタラはまったくブレない。

ちょっと残念。

少しでも、ほんの少しでも意識してくれたらな～なんて思ったりもするけど。

貴「…タタラァー」

タタラ「な…、」

そのまま正面からタタラの胸におでこを押し付けてみる

タタラ「お前、俺に喰われたいの？」

貴「ぜひ！！」

タタラ「やっぱやめとく」

肩を押され、タタラから離される

温もりが消えて少し寂しい

後ろを振り返って見ると、エト、アヤト、瓶兄弟たちが手で目を塞ぎ、指の隙間から楽しそうにこちらを見ている

タタラ「何、お前ら」

エト「いや～、何も～？」

瓶兄「A、俺の膝の上に乗る？」

瓶弟「俺も！」

アヤト「…よく耐えてんな、タタラさん……」

貴「いや、みんな言ってることバラバラなんだけど？」((

タタラに相手にしてもらえないので、しぶしぶ膝から降りる

すると、瓶(兄)に腕を引っ張られた

貴「え、ちょ、うわっ」

瓶兄「お前、血のいい匂いするなあ」

瓶弟「兄ィ、喰うなよ？」

何故か次は瓶(兄)の膝の中。

後ろから抱き締められるような格好。

貴「私を喰っていいのはタタラだけだかんな」

瓶兄「…ふーん」

すると、フゥッと耳に息を吹く瓶(兄)

貴「ッ！？」

いきなりの事でビックリし、離れようとしてもがっちりとホールドされてるから逃げられない((

エト「あはは、A面白い」

貴「いや、助けろよ」

笑ってるエト、可愛いです。((

瓶(兄)の腕の中でもがいていると、後ろからタタラの声。

タタラ「……瓶」

瓶兄「…はい」

タタラ「……」

無言の圧力。((

瓶(兄)はそぉーっと私を離した

瓶弟「俺もいい？」

貴「…え、」

タタラ「A」

瓶(兄)が離れた後、弟の方も手を伸ばしてきたので戦う準備をしたが

タタラが私の名前を呼んだことでそれは免れた

貴「なんだい？私のタタラ」

アヤト「いつからお前のモンになったんだよ」

アヤトナイスツッコミだ。