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人通りの少ない路地に入り、タタラと肩を並べて歩く




タタラ「…」



貴「………」




…さっきから超無言なんだけど。







貴「何か話して」



タタラ「話すことがない」



貴「だよね」






「「……」」





タタラ「ていうか、いつからストーカーされてたの」




貴「えー…半年前。」





タタラ「よく生きてるね」





貴「ありがとう」





タタラ「褒めてない」







襲われる度にCCGに駆け込んでたんだもん、CCGでは私有名だよ。



平子さんと有馬さんは今日初めて会ったけど。







貴「…喰種だけじゃないんだよなぁ」




タタラ「何が?」






ストーカーしてる奴。


なんて言えるわけもない






貴「なんでもなーい」




タタラ「…へえ」






話したとしても、こんなこと知ったところで、って感じだろうしね。







タタラ「首はまだ痛いか?」




貴「痛いです
タタラの愛が痛いほど伝わってきます」




タタラ「何言ってんの?」




貴「ごめん。」







先程掴まれてた腕にはハッキリと手形がついてる。

ある意味ホラーだ。







貴「ま、タタラと一緒に暮らせる代償だと思えばいいさ。」




タタラ「嬉しいの?」





貴「うん、幸せすぎて空飛べそう」





タタラ「そのまま落ちればいいのにな」





貴「死ねっていってる?ねえ?」







タタラは少し目を細めた





その表情はどこか優しくて





貴「私、大学行かずにこのままアオギリで暮らそうかなぁ…」







なんて思ってしまった







タタラ「…いいよ」





貴「??」





タタラ「一人くらい増えても問題ない」






それは…アオギリでこれから暮らしてもいいってことか?






貴「いいの?みんなと一緒に暮らしても」





タタラ「お前が住み着いたところで何か変化があるわけでもない。


ただ…」





貴「ただ、?」




タタラ「まぁ、早死する確率が高くなるくらいかな」




貴「…なんだ」




タタラ「…?」







ただ…、で溜めるから、もっと深刻な話かと思ったのにそんな事か。





貴「どうせいつか死ぬんだし、それならタタラたちと一緒に暮らして早死するのも別にいいかなって思う」





タタラ「……本気?」




貴「じゃないとさすがに命かけて喰種の基地には行かないよね。」





タタラ「…ふ、」





貴「えっ」






…珍しくタタラが肩を震わせて笑ってる笑顔素敵














…カメラどこ?カメラ。((

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おもち(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しいですありがとうございます…(//∇//)\ 頑張ります!! (2018年12月25日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白いです!続き待ってます! (2018年12月25日 20時) (レス) id: c064f2d099 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2018年12月16日 0時

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