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貴「…あー…来たな」







まずい。




私の嫌な予感は良く当たる







後ろを振り返ると何かが猛スピードで着いてくる







貴「このまま対策局いくか…?いや、遠いし…」





こういう時、どうすればいいんだろう





家に逃げ込んでもぶっ壊されるのは目に見えてる((








貴「とりあえず、まく!!」






チャリを全速力で漕いで巻くことにした






…が。









貴「っ…つ、つかれ…」






つかれた。






でも足を止めたらアウト。






チャリだと両手も塞がって身動きが取れない。

よそ見したら転ぶし…








貴「…降りよう!!」





…結局乗り捨てる。







チャリより走る方が疲れる。でも、くぐり抜け出来るから逃げるのには最適だった








「クソ…こんな所まで来ちまった…
“アオギリの樹”に気づかれる前に喰っちまった方が良さそうだな…!」





貴「…アオギリの樹…?」







確かここは。ニュースで近づくなと呼びかけられている危険な地区







貴「…」




ここまでかな?






「ふん、やっと諦めたか。」





貴「と見せかけてダッシュ!!!」






「はァ!?」







ふーんだ、私は逃げ足が早い。




振り返るとまだ追ってきていない。





目の前には曲がり角。
そこを曲がって上手くまければ…






よし、いける。








貴「っしゃ!」






私は思いっきり曲がり角を曲がった






_ドンッ



貴「っへぶっ!!」







硬いような柔らかいような、何かに顔面を強打した。






ぶつけた鼻をさすりながら見上げると








白くて背の高い男の人が立っていた







「…」


貴「…」






お互い見つめ合い、沈黙が流れる。







どうしてこんな危ないところに人が?







「待てぇ!!!」





貴「やばっ…ほら、あなたも!!」







巻き込んでしまったのならしょうがない。

一緒に逃げよう((








手を掴み、そのまま走る







「離せ」



と、白い人。






貴「だめだよ!逃げないと…」






手を取って走り出したが、この人の力が強いのか全然動かない。引っ張っても((







白い人「…逃げる?」



貴「そうだよ…だから早k…」






「誰から逃げるって?残念だったな、もう逃げられねぇ」






貴「あー…」






ついに追いつかれてしまった。



どうせ走っても追いつかれるだけだ。






貴「…巻き込んでごめんね」



白い人にそう呟いた

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おもち(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しいですありがとうございます…(//∇//)\ 頑張ります!! (2018年12月25日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白いです!続き待ってます! (2018年12月25日 20時) (レス) id: c064f2d099 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2018年12月16日 0時

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