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貴「…!」
タタラにデコピンされルンルン気分で歩いていると、向こうから白い…制服のようなものを着た二人組が歩いてくる
「…すいません」
貴「はい?」
すれ違いざま、そのうちの一人に声をかけられる
…うわ村人その2みたいな顔をした人だなぁ…
…って。
よく見てみると、首元にはCCGのバッジ。
喰種と関わりがあるということ、バレないようにしなきゃ。
村人その2「この辺りで悲鳴が聞こえた…という通報がありまして。」
貴「…はい」
村人その2「目撃者の一人が様子を見に行くと、桃色の髪で白いワンピースを着た女性が喰種らしきものに襲われていた、と。」
いやそれ、完璧私じゃん。
つか、後ろのメガネの白髪の人、この村人その2の上司か何かかな。
ずっと後ろでぼーっとしてる。((
貴「…襲われてました」
村人その2「…相手は喰種でしたか?」
貴「えっ、あ、はい…喰種です」
こいつ、なんで生きてるんだ?みたいな目で見つめられてる。まあそうだろうな。((
後ろの上司「どうやって逃げてきたの」
貴「別の喰種が助けてくれました」
村人その2「は……?」
驚いているんだろうけど、ごめん、表情変わってないよ?((
貴「別の喰種が助けてくれたんです。
その間に逃げてきました
…ほら、手首
赤いでしょ?掴まれてたの。
助けてくれたおかげで折れずに済んだよ」
後ろの上司「…そんな喰種もいるんだ」
村人その2「はぁ…、どうします、詳しく話聞きますか?」
村人その2が後ろの上司にそう尋ねると
後ろの上司「………いや、」
といって背を向けた
その背中について行く村人その2。
後ろの上司「…タケ、一応渡しておいて」
村人その2「はい」
タケと呼ばれた村人その2は再びこちらに近づいてくる
村人その2「一応。」
貴「えー…っと…?」
手渡されたのは名刺。
“有馬貴将”さんと
“平子丈”さん。
“平子丈”さんはきっと、タケと呼ばれた村人その2のこと。
有馬って人は後ろの上司か…。
貴「有馬さん、平子さん、ありがとうございます」
少し笑って見せると二人とも、じっ…と私を見つめてきた
貴「ん?」
思わずアホ丸出しな声を出してしまった。((
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おもち(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しいですありがとうございます…(//∇//)\ 頑張ります!! (2018年12月25日 21時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - とても面白いです!続き待ってます! (2018年12月25日 20時) (レス) id: c064f2d099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2018年12月16日 0時