【東京喰種】逃げた先で出会ったのは危険人物【タタラ】Part１ (ページ27)

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貴「触んな！！」

パシッと振り払い睨むと

「そんな目も出来るようになったんだ。
全部、僕じゃない奴が君を変えていく…」

貴「っ…！！」

腕が握り潰されそう。

再び手を伸ばされ、目を瞑った

タタラ「…そこまでだ」

貴「…！！」

伸ばされたその手を掴んでいるのはタタラだった

「お前…！！さっきの奴だな！！
僕の…僕の、僕の僕の僕のAちゃんを変えたやつ！！」

タタラ「変えたって何？」

タタラはそういうと、ストーカーの腕をへし折った。もちろん片手で

「ったァァァァ！！！？
お前お前…！！Aちゃんを喰っていいのは僕だけだ…僕だけなんだよ…！勝手に手ェ出しやがって…！」

タタラ「残念だったね」

タタラは少し微笑んでそういうと次は折ったストーカーの腕をもいだ

「ァァァァアァア！！！！」

貴「っ…」

それでももう片方の手を私に向けて伸ばすストーカー

タタラ「…諦めろ
こいつはもう俺たちのものだ」

そう言って、ストーカーの首をはねた

貴「…っ」

タタラ「……

…怖いか」

手についた血を振り払って私にそう尋ねた

貴「うん…その人、すごく怖かった」

タタラ「…」

貴「あ、でもタタラは怖くないよ」

タタラ「、」

笑ってみせるとタタラは驚いた表情になる

タタラ「…ふん
……ほら、行くぞ」

貴「待って待って」

またビルの上に飛び移ろうとするタタラを引き止める

タタラ「何？」

貴「助けてくれてありがとうね！」

タタラ「対処する、と言っただろ」

貴「まさか私のことをここまで思ってくれているなんて！」

タタラ「いや、違うけど。」

貴「…」

まさかの即答でちょっとショックをうける

貴「終始片手で終わらせるなんてさすがだね、愛してる」

タタラ「うるさい」

デコピンされ、タタラは上へ登っていってしまった

貴「…好きだぁ」((

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タタラ「…物好きだね」

ビルの上でAを見下ろしながらそう呟くタタラの表情は、どこか優しかった