【東京喰種】逃げた先で出会ったのは危険人物【タタラ】Part１ (ページ16)

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貴「あれ…空っぽ」

タタラ「まだあの部屋にいるのかもな」

エトの部屋に来てみたはいいものの、中は空っぽ。

鍵空いてるって不用心。((

タタラ「どうする？」

貴「さっきまでいたあの広場行ってみる」

タタラ「わかった」

さっきまであんなに嫌そうにしてたのに…ぷぷぷ、タタラ可愛い

タタラ「…」

貴「ごめん。」

考えてることバレバレだったようだ。

しばらく歩き、広場にたどり着く

エト「あ、A」

貴「エトォォォォォォッッッ」

エト「あはは、苦しい」

エト小さすぎて潰れそうなんだけど、大丈夫？

エト「どうしたの？」

貴「何も用はないけど会いたくて来た」

エト「そうなの？嬉しい」

私の心臓は撃ち抜かれた。((

すると、こちらを見つめている人物に気がついた

貴「アヤトくんだよね？」

アヤト「気安く呼ぶな」

めっちゃ睨んでる。((

貴「あっ、ごめん。あのさ、これ一緒にやろうよ」

アヤト「……なんだよ、それ」

差し出したのはゲーム。

すこし時代遅れのマリ〇カート。

アヤト「…！」

おっと、時代に乗ってないけどめが輝き出した。

貴「どう？やる？」

アヤト「負かしてやるよ」

よし、かかった。((

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貴「よっしゃ勝ったァァァァァ5敗6勝！！！」

アヤト「俺が負けた…！！？」

いい勝負だった。

アヤト「お前！甲羅ばっかり投げるのはずりぃ！！」

貴「仕方ないじゃん！手に入るのが甲羅ばっかりでそれ使うしかないんだし！！」

「「……。」」

アヤト「……悪かったな」

貴「なにが？」

アヤト「今まで……その…」

…モジモジしてて可愛い。

ダメだダメだ、せっかく謝ってくれてるのに。((

アヤト「態度悪くして…さ。」

貴「いいって事よ。
じゃあ、これから宜しくして頂けますか」

アヤト「なんだよその言い方
仲良くしてやってあげてもいい。」

貴「なんだよその言い方」((

こうして私たちの仲は深まり、呼び捨てで呼び合うように。((

エト「よかったね、仲良くなれて」

タタラ「殺される確率が減ってよかったな」

ノロ「…」((ｺｸｺｸ

そんな様子を影から見守る、他アオギリの樹幹部であった。((