【東京喰種】逃げた先で出会ったのは危険人物【タタラ】Part１ (ページ12)

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結局私はタタラの部屋に住まわせて貰うことになった

貴「そういえばなんで一緒に住むの？」

タタラ「知らずに一緒に住むことを承諾したのか？」

貴「断る理由が見当たらない」

タタラ「寒気がした」

……寒気がどうとか聞こえた気がしたけど気にしない。何も聞いてない。聞こえない。((

タタラ「理由は色々あるが…
主な理由の一つはお前の監視。
二つはお前が狙われやすいこと。」

貴「…安心して、タタラから離れない
くっついてるから大丈夫」

タタラ「俺が安心できない」

タタラにくっつくっていってもベッタリじゃないよ？距離は2cmほどだよ((

貴「まぁ確かに私、狙われそうだね
一人でいたら殺されそう」

タタラ「物わかりがいいんだな」

貴「やだ、そんな褒められると照れる、結婚しよ」

タタラ「嫌だ」

貴「即答かよ」

即答は傷つくな…((

タタラとの話に夢中になっていると、いつの間にか大きな扉の前にたどり着いた

貴「…ここは？」

タタラ「俺の部屋だ」

重そうな扉…

そんな扉を片手で開いてしまうタタラに、喰種と人間の差を感じた

それ以前に男の人だもんね。…あたりまえか

タタラ「何してる？閉めるぞ」

貴「いや待って！！閉めないで！」

ナイススライディング、私。

ギリギリ部屋に入ることが出来た。

部屋を見渡してみると、ベッド、机、本棚、ソファーしか無い。

貴「シンプルな部屋…」

タタラ「悪いか？」

貴「いや…タタラらしくて綺麗だね」

タタラ「…………思ったこと口にするのやめろ」

貴「え？」

振り返るといつの間にかタタラはソファーに座っていた

貴「ねぇねぇ、ベッド一つ足りないよ」

タタラ「そのベッドはお前のベッドでいい」

一つだけのベッドが私のもの？

貴「タタラは？」

タタラ「正直、いらん」

貴「だめだよ、体に悪いよ」

タタラ「ベッドで寝ることはほぼ無い。
忙しくて座って寝る方が多い」

うわぁー…すごい不健康。

貴「じゃあこれからベッドで寝ること！」

タタラ「…お前は？」

貴「私もベッドで寝るよ？」

少女漫画とかでありがちな、「私はソファーでいいよ！」じゃない。

私は積極的に行くのだ。((

タタラ「……は？」