霧崎第一の華

第39話 ページ40

貴女side







最近真先輩達の様子がおかしい









私がクラスの男子と言葉を交えただけで









花「……おい。あいつの事好きなのかよ、約束破るってか？」









物凄く不機嫌……









『そんな事あるわけないじゃないですか』









古「あったら許さないけどな」








原「ねぇ……A、お願いだから他の男と喋らないで……俺達Aがいないともう…だめなんだって…お願いだから……」









原先輩は物凄く不安そうな、泣きそうな顔で抱きしめてくる









私を抱きしめる腕が震えている









『原先輩……わかりました。あまり喋らないようにします。』









山「ホントか！良かった……約束、だかんな？」









瀬「……絶対破るなよ」









『待ってください、クラスメイトとは会話がないとクラスで浮いちゃう……』









花「あぁ、その事なら大丈夫だろ。この学校にはもう噂あるしな。」









〈バスケ部一軍マネに手を出してはいけない。出したものはバスケ部に徹底的に潰される〉









あぁ、あの噂の事か。









『……わかりました。』









原「そんな哀しそうな顔しないでよ……俺達だって別に普通にさせたいけど……でも……離れていくんじゃないかって……不安になって……」









古「その不安が、俺達を押し潰してしまいそうで」









苦しそうな顔して皆が言う









『……わかってます。私も、皆さんがいれば別に他と喋れなくても辛くはないので。』









花「俺らにはもうお前しかいねぇんだよ…離れていくなよ……絶対……」









『もちろんですよ。大好きですよ、皆さん』









私が笑うと皆幸せそうな顔をする









ここが私の居場所だからーーー









離れるなんて、絶対にない









例え、彼らがどんな事をしてもーーーーー、、、

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