霧崎第一の華

第27話 ページ28

花宮side






夜の屋上









俺達は隠れてる








Aの様子がなんかおかしい気がしてな






何となくつけてみればこの通りだ






ちっ……キセキの奴らか……









俺らからAを引き剥がそうってか？







絶対離してやる訳ねぇだろ








『私がこの場所を望んだの。』






……良かった……アイツがいなくなれば俺らは……








まぁそりゃそうか







アイツの居場所は俺らなんだ








それ以外のとこなんか行かせねぇよ……









あのガングロヤロー、絶対Aに手を出すな……









あんな奴らのとこなんか行かすかよ……









俺らからAを奪おうとした事、後悔させてやるよ








原「明日が楽しみだね〜」








花「壊さなきゃ気が済まねぇ」








山「悪ぃがアイツらには崩れてもらわねぇとな」







古「明日潰す」







瀬「Aにももーちょいちゃんと言っとくか」









俺達の妖艶な笑いは黒い空に響いた






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次の日
食堂(朝ご飯)


貴方side




……眠れなかった……








黒「おはようございます、Aさん。」









『ん〜……おはよ〜……』









私はフラフラと霧崎の席に向かう









眠すぎる








ドンッ！








『あ、ごめんなさい！って……あ、秀徳の…』








高「うぉっ！あ、ごめん！大丈夫か？」









『うん、ぶつかってごめんね、高尾くんだっけ？』






高「おう！大丈夫か？顔色悪ぃぞ？」







『大丈夫！ありが』




原「A〜！！！おはよっ！！」






原先輩が凄い勢いで抱きついてきた






『きゃ！原先輩！朝から暑いです。あ、高尾くん、ありがとうね！』









高「……ん？あ、あぁ、じゃ、じゃあ俺戻るわ！」






『(……？どうしたんだろう、そんなに慌てて…)』






花「A、飯だぞ、席付け」









『真先輩！おはようございます！』









花「ん。お前、眠れなかったろ」









『はい……あれ？でもなんで……』








古「クマが酷すぎる」





山「瀬戸見習えよ、今もまだそこで寝てるぜ？コイツの睡眠っぷりはすげぇよ笑」







『ふふ、ですね笑いやぁ、私枕変わるとあんまり寝付けない人なんですよ笑』






原「なら今夜から俺の布団くる？笑」







『遠慮させていただきます(ニコ)』









原「冷たい！笑」

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