第13話 ページ14
『宮本さん、あの……』
宮本「うん?何?Aちゃん」
『大変言いずらいのですが……ベンチから二軍に落ちることになりました。』
宮本さんは優しい人だ
こういう時も感情的にならない
宮本「そっか……理由って教えて貰ってもいい?」
『宮本さん、ラフプレーに賛成してませんよね……いざ試合になるとラフプレーがうちのチームの形なので、花宮先輩が宮本は技術はあるがチームバランスが崩れる、と……』
宮本「……やっぱりそうだよね……ハハ、、」
『どうしてラフプレー嫌なんですか?……いえ、その……まぁ普通嫌なんでしょうけど……』
宮本「俺はどうしても真正面から勝負をしたいっていう花宮が1番嫌うタイプの人間なんだ。人を傷つけてバスケをするより、お互いに楽しいバスケがしたいんだ」
『……真面目ですね。どうしてこのバスケ部に?』
宮本「花宮が主将になるまでは普通のバスケ部だったんだよ。でもあの5人がレギュラーになってから、チームは全て変わった」
宮本さんは花宮先輩が嫌いなんだろうな
宮本「Aちゃんはラフプレー嫌じゃないの?見てていい物じゃないでしょ?」
『それは……』
私は答えを迷っていると
山「A!!ここにいた!早く行こーぜ!!」
山崎先輩が現れて私の手を引いて走った
何か様子がおかしかった
周りに人がいなくなってから山崎先輩は足を止めた
『山崎先輩?どうしたんですか?何か様子が……』
言い終わる前に抱きしめられた
山「A……、俺達の事嫌いになったか?」
『え?どうして?』
山「さっきの宮本との話を聞いた。ラフプレー、本当は嫌なんじゃねぇの?俺達みたいな悪者、嫌じゃねぇの?」
山崎先輩は震えながら
私を抱きしめたまま話し続けた
『……嫌いになんてなる訳ないじゃないですか。私はこのチーム好きですよ。』
山「悪童の仲間なのにか?」
『ラフプレーであっても、
これがチームの形じゃないですか。
それに、山崎先輩こんなに優しいし。
悪童って言われてる花宮先輩も、
私にこんなに良くしてくれて。
嫌いになる要素なんてどこにもないですよ』
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まーさん - 狂ってるほどいい!真先輩たちめっちゃ可愛いと思ってしまった…最高でした! (2022年2月15日 22時) (レス) @page49 id: 7b4a2333df (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 続きが無いだと!?読みたいです!!面白かったです! (2020年1月28日 20時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - (^p^)さん» コメントありがとうございます!終わり方気に食わないので続編考えてますが内容が思いつかず(汗)出来次第お知らせします! (2019年9月26日 17時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
(^p^) - いつの間にか終わってた…← (2019年9月26日 16時) (レス) id: cb3cd906f4 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 魔理沙だぜさん» コメントありがとうございます!!更新不定期ですが気長にお待ち頂けたら嬉しいです! (2019年6月20日 0時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風花 | 作成日時:2019年3月21日 21時