霧崎第一の華

第11話 ページ12

桃「A！！」







『ちゃんと話すの久しぶりだね』








赤「A、虐められてた事をどうして言わなかった？」







『言ったら心配かけちゃうじゃない？』







そう言ったAは今までに見た事のない幸せそうな笑顔だった







『皆行きたい高校に行けるみたいね、私も高校でマネを続ける予定だから、全国大会で会おうね』









またね、と手を振ってAは体育館を出ていった









貴方side









私は体育館を出た









ピロン









古〈卒業おめでとう。次から高校生だな。〉


山〈Aが俺らのマネか〜。めっちゃ嬉しすぎる〉


原〈入学＆入部楽しみにしてるねん〉


瀬〈キセキの皆に別れの挨拶は済んだのか？〉


花〈次会う時は敵だからな〉









そう、私は霧崎第一高校に受かった









勉強は昔からできる方だ









それでも進学校となるとやはり自信は無かった









花宮さん達に日替わりで勉強を見てもらい









見事合格した









キセキの皆は私が霧崎第一に行く事を知れば
なんというだろう









皆は霧崎第一を嫌ってる









私を裏切り者とでも呼ぶのだろうか









皐月はどんな顔をするのだろう









ごめんね、そう呟いて学校を跡にした

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