霧崎第一の華

第1話 ページ2

過去編から始まります！

名前→『』です！
……………………………………………………………

桃「A〜！！」





今日も元気なこの声





『おはよう！さつき！』





桃「おはよ〜！って……あれ？A、上履きは？」






あー、痛いトコつかれたなー






私が虐められてる事は皐月には内緒。







だってさつき優しいから絶対泣いちゃうもん








『あー、忘れちゃったー。先生に借りてくるね』








こんなのまだマシな方だよ……









ピロン




鈴木愛奈《旧校舎に来て。来ないとどうなるか、わかってるよね？》









はぁ、またか……









そう、私は虐められてる









理由は、キセキの世代と仲が良いから。









マネージャーなんだから普通じゃない？









ちなみに一軍マネージャーは私と皐月の2人









皆は私が虐められてる事に気付いてない、









いや、









私が皆に心配かけたくないから、言ってない









でもさぁ……内心めっちゃキツインダヨネ……









だって……









バシャッ！！！









あぁ、ほらきた









鈴木愛奈「きゃーごメーン！ゴミがあるように見えたから掃除しようと思ったら…佐藤さんだったぁ〜。」




いつも通り。バケツの水をふっかけられる。





女子1「愛奈ひどーいwww」




女子２「でもわかるわぁ〜、ゴミみたいだもんねぇ〜！いつもキセキの傍にいてさぁ〜、キセキ可哀想〜」




愛奈「佐藤サンゴメンね？汚れちゃったねぇ〜、拭いてあげるよぉ〜」






鈴木愛奈は汚いボロ雑巾を私の頭の上に置く





女子２「愛奈それきったない〜」





愛奈「でも佐藤サンにはピッタリ♪」





キャハハハッ！と甲高く笑いながら
女子達はどこかへ行った








はぁ……でも今日は暴力なくてよかった……









こんなのは日常茶飯時。









この間なんて集団リンチだよ……









今このご時世そんなのあるんだと、
びっくりしちゃったよ









何で私がこんな目にあわなきゃいけないの









貴方達がキセキに近づきたいなら勝手にどうぞ。

そんなの女子には通用しないかな？









『もう……ホント最悪……』









私がぼそっと呟いた言葉は、









旧校舎の薄暗い廊下に消えた

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