吸血学園［ONEPIECE］

第13話 ページ14

『それでねー……って、ロー？』









帰り道、ローの様子がおかしくなった









汗をかいて、呼吸が荒い









瞳が赤くなりかけていた









ロー「チッ……こんな時に吸血衝動かよ……オイ……、俺から離れて歩け。今お前が近くにいると……襲うかもしれねぇ」









『で、でも……ロー、私の血飲んでいいよ』









ロー「馬鹿……かよ……はァ、、はァ……血を吸われんの、嫌なんだろ……？俺の、理性が……保ってる内に離れろ……ッ……」









ローは胸元を抑えて苦しそうにしてる









吸血鬼になのに、優しい









『……今回だけ、送って貰ってるから。特別に良いよ』









私はローに近づいた









ロー「……ッ……馬鹿がッ……」









ローは私の髪をすくい、鎖骨に噛み付いた









それも、優しく。
痛くなんかなかった









ロー「……ッ……あっま……んっ……」









徐々にローの息遣いも落ち着いてきて、
暫くしてからローは体を離した









ロー「……悪かった。吸いすぎたな、大丈夫か？」









ローは私の腰に手を回した
抱きしめられている状態









ロー「すげぇ、美味かった。ルフィも飲んだのか……こりゃもう他の血吸えねぇよ」









耳元で囁かれる









『今回だけなんだけど。もうあげないよ？』









ロー「お前に拒否権与えねぇし」









『ねぇ私一応先輩。』









ロー「関係ねぇ」









その時ーーー、茂みからガサガサと音がした

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