【鬼滅の刃】視界がうるさい。

26 ページ27

・





未知より怖いものはない。

お茶を飲もうとした宇髄天元に聞いてみると、何故か｢ブフォッ｣と吐き出された。汚。反射神経で避けた私ナイス。

じゃなくてだなあ！このお茶をリバースされた床とテーブル拭くの誰だと思ってんだよ新入りの私だよどうしてくれんだよ！！！

内心で叫びまくっていると、また手招きされ私は近寄った。





｢お前それ言われたのか？｣

『はい。なんなんですか？』

｢もうお前ここで働くのやめろ｣

『……はい？』

｢あーくそ、今藤の花持ってねぇな｣





あっれ私の質問はどこ行ったの。華麗にスルーされたんだが。

質問を質問で返された挙句、まさかのお前やめろ発言！それでああはいやめますってならねぇよ！

あと1人で意味分からないこと喋るのヤメロ……？せめて教えろ……？全部知りたくて聞いたことなのに気になるだろが！！





｢他に言われたことは？｣

『今夜楽しみねまた人数減っちゃうわ的なこと言われました』

｢よしお前今すぐにやめろ｣

『はァ？』





ダメだこいつ話にならない。素が出ちまうだろがボケ。若干出かけた。

なんか辞めたくなくなってきた。

辞めろと言われたら辞めたくなくなるのが人間様だ。



自分の命ぐらい自分で守れるしな。普通の子供じゃないし。

見た目はただの子供だから、相手もそれなりに油断してくれるだろう。

危機を感じたらそれなりの対応をすればいいだけの話だ。

今度は迷わず斬ってやる。……殺しはしないけど。




・

27→←25

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す