花には水を、人には人を妖に＿＿＿? 2 (ページ9)

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４９話何歳でshow ページ9

一松side

16歳とか17歳じゃない?その見た目で?

正直二人の言葉が信じられない。

そりゃあ本人達が言うのだから事実なのかもしれないけど、やっぱりその見た目でその歳じゃないと言われても俄に信じ難いものがある。

チ「えっ!?じゃあ二人共一体何歳なの!?」

天藍「声が大きいですよチョロ松様」

確かにちょっと大きい。
母さんに聞こえちゃダメなこともきっとある。

多分今がその時だよ。

半妖である二人の年齢なんて、普通じゃな…あ

一「半妖だから人とは歳の取り方が違うってこと?」

羽実果「おぉ～流石だね～その通り、私達は半妖だから多少は人に近いところがある、

例えば生命力とかは小妖怪と比べても限りなく人間に近いだろうし、

妖力だって普通の妖怪達と比べたら“本来なら”弱い」

狐優紀「本来ならを強調しないでよ全く」

古早の妖力はやっぱり並外れて強いらしい。

狐優紀「だからね、当然のことながら歳の取り方だって違う、と言うかそもそも妖界と人界でも時の流れがちがうから」

そうなんだ。となると妖界にいった時時計を持ってなかったら時間感覚がわけわからなくなるな。

ト「で結局何歳なの!?」

狐優紀「人界で言うと……そう、150歳くらい」

全松「ひ、150!?」

そう言った古早はすまし顔でうんうんと頷いており、僕達は唖然として、口を開いたまま二人を凝視した。