花には水を、人には人を妖に＿＿＿? 2 (ページ7)

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４７話お邪魔してますページ7

狐優紀side

おいおいおいおい、どこ行っちゃうの皆。

何で居間に私と羽実果と天藍しかいないの?家主がいないっておかしいでしょ!?

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

おそらく玄関だと思われる戸が開いた音がして、居間の襖が開かれた。

松代「あら、狐優紀ちゃん、いらっしゃい」

狐優紀「お、お邪魔してます」

松代「えっとそっちの子は…」

羽実果「あ、海堂羽実果です」

松代「あ～、うちの息子が言ってたわね」

覚えてたの!?羽実果来たの割と最近なんだけど!?

でないとしたらトド松君どんだけ羽実果のこと話したの!?

松代「まぁ、とにかくゆっくりしていってね、今あの子達呼んでくるわ」

すみません。

帰宅してきたばかりの松代さんにまで迷惑をかけてしまう私達。

どうして呼んだの松野君達よ。

羽実果「いいお母さんだね」

狐優紀「うん、優しそうなお母さんだよね」

おかあさん……か。

もう何十年も見ていないその姿を思って少し寂しくなる。

もう会うことは出来ないのだけど。

お「わりーわりー、飲み物入れるのに手間取っちった」

羽実果「どんだけ手間取ってるの!?」

かれこれ一時間ほど放置されていた私たち。

六人が揃いも揃って消えた理由が飲み物だったとはきっと神様にもわかりますまい。←

あ、私が神様だった。一応。←←