花には水を、人には人を妖に＿＿＿? 2 (ページ28)

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６８話謎の決闘ページ28

カラ松side

校内を歩いていると突然頭に衝撃を感じて、気がつくとトド松と一緒によくわからない檻の中に入れられていた。

体当たりしても檻が壊れるはずもなく、静かにしていると突然檻が動いて、目の前に狐優紀が険しい顔をして立っているというこの状況。

一体何が起こっているんだ。

狐優紀は例の妖怪の姿で、感じる殺気は今までとは比べ物にならないほどだった。

ト「狐優紀ちゃん!!」

狐優紀「ごめんね、この間きちんと話していたらこんなことにはならなかったかもしれないのに…」

本当に申し訳なさそうに行った狐優紀は切ない笑顔を浮かべていた。

銀「ただ消えられるのは何だかつまらないので、この人達と勝負してくださいな」

そう言っては以後から現れたのは、鎌鼬と呼ばれる三体と、なんだかでかい鬼みたいなやつだった。

？「お前、今なんで俺がここにいるんだと思ったな?」

でかい鬼みたいなやつは狐優紀を指さしてそういう。

狐優紀「あぁ、思ったさ……覚」

覚!?人の心を読むっていう?

そんなの攻撃しても読まれて避けられるだけじゃないか。

狐優紀「覚を攻撃しても読まれるだけだからな…まずは鎌鼬からだ」

狐優紀はそう言って跳躍すると九つの文字を読み上げながら空中を十字に切って邪気(?)を祓い、３体に狐火を投げつけて転生させた。

銀「覚、やってしまってください」

そして、覚が動き出す。