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61話 本当に? ページ21
一松side
何かやっぱり可笑しい。
狐優紀と羽が部屋に戻ったあとおそ松兄さんはまた真顔になってうーんうーんと唸り出した。
ト「あのおそ松兄さんが考え事してる!!」
お「あのって何だこのドライモンスター!!」
チ「いや、あのおそ松兄さんだよ?考え事なんて滅多にしないじゃん」
ト「そこ突っ込むの!?ドライモンスターについては言及しないの!?」
あーうっさい。騒がしくなった。
カ「でも“あの”おそ松が考え事をしているんだからただ事ではないんだろう?」
お「お前もかよ!!」
一「どうでもいいけど何考えてんの?」
いい加減やり取りにうんざりしてきた僕は確信をついた質問をする。
お「せめてなんか言ってくれよ…まいいや、いやさ、あいつらやっぱり何か隠してんじゃねえかなぁって」
チ「考え過ぎじゃない?さっき普通だったし」
そうなのか〜?
と腑に落ちない様子のおそ松兄さんを横目に、僕もまた、考え始めた。
2人は、本当に何も隠していないのだろうか、と。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月16日 20時