58話 松野家兄弟大会議 ページ18
カラ松side
お「これより松野家兄弟大会議第652回を開始する!!」
チ「652回って何!?そんなの今まで一度もやったことないし!!」
細かい事は気にすんなよ〜と言いつつヘラヘラと笑うおそ松。
しかしその目はふざけてなどいなかった。
真剣で、有無を言わせぬ威厳のある目だ。
お「まずは議題だな!!議題は狐優紀と羽実果についてだ」
狐優紀と羽実果、その単語が出た途端に周りから息を呑む声が聞こえた。
思うことは同じらしい。
なぜ最近避けられ、無視をされているのか
二人が松野家に来て数日後、急に避けられたり無視されたりするようになった。
こっちとしては理由がわからないので心配というか、不安だ。
ト「最近口数減っちゃったよね…」
チ「家に帰ってもすぐ引きこもっちゃうし」
十「あと天藍君も見ないよ!!」
やっぱり何かあるのだろうか。
例えば……いじめられてるとか?
いや、考えすぎか、二人共しっかりしているし、そのへんのことはしっかり言いそうだし。
それに天藍がいないことの説明がつかない。
お「どうしたんだあいつら?」
結局理由もわからずに全員黙り込んでしまった。
長く感じる沈黙が居間の中を流れる。
その時だった。ガラガラっといって玄関の戸が開かれたのは。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月16日 20時