54話 引越し完了 ページ14
カラ松side
古早と海堂の(少ない)荷物を松野家に運び込み、今まで放置していた部屋を掃除すると、あっという間に女子の部屋に早変わりした。
羽実果「結構早くに引越しって出来ちゃうもんなんだね」
狐優紀「それは私達の荷物が少ないから、普通こんな数十分じゃ済まないって」
たしかに、この引越しのペースは尋常では無い。
荷物を持ってくると言って数分後、旅行バックくらいの荷物を持った古早と海堂が帰ってきた。
トド松がそれで全部?と聞くと他に何持ってくるのと言って写真で撮った古早と海堂の元部屋を見せてくる。
どちらもがらんとしていて荷物などどこにもなかった。
ト「ちなみに二人共土日はどうしてるの?」
狐優紀「妖怪に化けてる」
つまり、それだけで着替えも変わるというわけか。
便利ではあるが不便なところもある。
出かける時、寝る時、全てを妖怪の姿で、しかも一般人の家庭で過ごすのは少し無理がある。
松代「決めたわっ!!二人共、今週の土曜日に皆で普段着を買ってらっしゃい」
狐優紀「えぇっ!?」
羽実果「確かに制服は無理あるけど…」
ト「いいじゃんいいじゃん!!行こ行こ!!」
トド松の押しに負け、二人はこくりと頷いた。
お「えー何何?どこ行くの?」
狐優紀「ショッピングモール、土曜日に行こうって」
羽実果「トド松ハイテンションだ」
トド松の方を見ると、やった!!と嬉々として十四松とはしゃいでいた。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月16日 20時