52話 心配なのです ページ12
十四松side
お「えー!?母さん見える勢だったの!?」
チ「見える勢って…なにそれ」
母さん妖怪見えるんだぁ!!
初めて知ったから狐優紀ちゃんも羽実果ちゃんも当然僕達も固まった。
そしてその沈黙を破ったのが兄さん。
目をマン丸くして信じられないみたいな顔で見ているから本当に意外だったんだね!!
狐優紀「なんだぁ、見えてたんですか」
羽実果「すごい意外」
天藍「こうも周りに妖怪の姿が見える人達がいると、本当に自分達が妖怪なのか分からなくなりますね」
うーん僕からしたら二人共普通の人だし、若しかすると妖怪だなんてこと誰も思わないかも!!
それくらいに二人は人に化けるのが上手だ。
松代「ところで二人共、今はどこに住んでるの?」
狐優紀「私は赤塚神社で、羽実果は…」
羽実果「リュウグウ神社、でも今日中に赤塚神社に居候させて貰おうかと思ってたんだけど」
松代「そうなの……」
母さんはすこしかんがえる素振りを見せたあと、にっこり笑って顔を上げるとこう言った。
松代「わかったわ、二人共、うちにいらっしゃい」
狐優紀「へ?」
羽実果「えっ?」
母さん曰く、二人は半妖であることに変わりはないけど、人間に化けている時は女子高生だから、二人だけじゃ心配なんだって!!
母さんの言葉に、二人は目を丸くして顔を見合わせた。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月16日 20時