検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:5,123 hit

37話 海の中へ ページ41

トド松side

な、何この妖怪。

なんかこの感じすごく嫌だ。

狐優紀ちゃんに突っかかった口調で話してるし、攫ってきた人達を獲物とか言ってるし。

狐優紀「おぬし、本当にこれが正しい事だと思っておるのか?」

青蓮「正しいも正しくないもないわ、だってそれは私の獲物ですもの、他人に口出しされる筋合いはないわ

特に半妖なんかにはね」

半妖という言葉を聞いた途端狐優紀ちゃんは拳を強く握って険しい顔をした。

殺気ダダ漏れでかなり怖い。

狐優紀ちゃんにとってどうやら半妖という言葉は大切な言葉だったらしい。

青蓮「あら、気分を悪くしちゃったかしら?ごめんあそばせ」

狐優紀「そのひん曲がった性根、妾が叩き直してやる」

いつもの狐優紀ちゃんからは想像がつかないくらいに低い声で、彼女はそう言った。



どちらともなく開始された戦闘に、僕達が割り込んでいけるはずがない。

どうして良いやらとあたふたしていると、それが悪かったらしい。

すごい勢いで発射された水が僕達の方に向かってくる。

あれを食らってしまったら無事じゃすまないだろう。

狐優紀「…!!結界陣!!」

狐優紀ちゃんが張った結界によって水が弾かれる。

それを放った犯人である青蓮は不機嫌そうに舌打ちすると狐優紀ちゃんに掴みかかった。

バランスを崩した狐優紀ちゃんはそのまま青蓮と一緒に海の中に落ちていく。

ト「狐優紀ちゃん!!」

慌てて走って手を伸ばすもその手は空を掻き、ついぞ彼女の手を掴むことはできなかった。

38話 友の名を→←36話 船幽霊トップ青蓮



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:妖怪松 , おそ松さん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。