花には水を、人には人を妖に＿＿＿? (ページ33)

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２９話やたらに多い転入生ページ33

トド松side

時間は飛びに飛んで放課後!!

僕達はまた狐優紀ちゃんと一緒に下校していた。

お「そーいやトド松んとこにも転入生来たんだよな」

ト「僕だけじゃないから、カラ松兄さんもだからね?うん、絶世独立?いや、沈魚落雁かな?いずれにしてもすごい綺麗で可愛い子だよ!!」

チ「お前女子のことになるといっつもそうな」

仕方ないじゃん!!すごーく綺麗な子だったんだから!!

えっと確か名前は“海堂羽実果”ちゃんだったかな。

漆黒の長い髪に、深い海の色をした瞳。

お人形みたいだったなぁ。

それにしても最近多いね転入生。

狐優紀ちゃんも神様だけど、一応学校では転入生の扱いだもんね。

お「その転入生ってなんて名前?」

そして知りたがるうちの長男。

カ「確か、海堂羽実果だったな」

狐優紀「……羽実果?」

チ「どうかしたの?」

チョロ松兄さんが聞くとううん、と首を振って狐優紀ちゃんは笑った。

狐優紀「あ、家ついたね、それじゃあ皆また明日ね!!」

そう言ってその場をそそくさと去っていく狐優紀ちゃん。

その行動に僕達が不審感を覚えたのは言うまでもない。